妊娠すると今まで当たり前だったことが苦痛になったり、「やってもいいの?」と不安になったりします。
特に家事に関しては、「やらなくてはいけないけど、やって大丈夫?」と思うものも多いですよね!
その中でもお風呂掃除は特に不安になる人が多いようです。
パパに丸投げできれば一番ですが、なかなかそうはいかない場合もあります。
そんな時のみんなのお風呂掃除事情やコツをご紹介します!
妊婦さんのお風呂掃除で大事なこと
妊娠中に一番心配なことはお腹の赤ちゃんへの影響です。
立ったりしゃがんだりを繰り返すお風呂掃除は妊婦さんが『手伝って欲しい家事』のNo,1に選ばれています。
水場での掃除なので体が冷えやすい上に、滑って転んでしまうと大変ですよね。
体が冷えてしまったり、立ったりしゃがんだりを繰り返すことでお腹が張ってしまうと赤ちゃんも苦しくなってしまいます。
お風呂掃除をしたからといって直接お腹の赤ちゃんに何かが起こるというようなことはありませんが、つわり中は臭いで気持ち悪くなってしまうことも。
体調の変化を感じたら掃除を止めて一旦横になって休み、無理はしないで下さいね。
また転倒防止のためにお風呂掃除用のブーツがあると安心です。
お風呂掃除の頻度は?
お風呂掃除の回数平均は週に1〜2日程度が多いようです。
しかし妊婦さんの場合は「長時間のお掃除は体に負担がかかるし、浴槽の掃除は大きいお腹が邪魔をして底まで手が届かない!」ということもあります。
なのでわたしがオススメするのは、毎日の掃除です。
「毎日掃除する方が大変」と思われるかもしれませんが、大切なのは毎日の部分掃除です!
全部をまとめて洗うのではなく、作業を日々振り分けてローテーションで洗うと一回の掃除時間が短縮できます。
また、妊娠中は長時間の入浴はしんどく感じる人が多いと思うので入浴の合間に休憩時間としてお掃除してしまえば体が冷える心配もありません。
気になった所だけ掃除してもいいし、予定を組んで「今日はここをしよう!」と決めてしまっても構いません。
毎日が辛ければ2日に一回でもいいので、できるだけこまめに少しづつ掃除をするようにしましょう!
お風呂掃除のコツをご紹介!
それではここからはお風呂掃除のコツや時短テクニック、オススメのアイテムなどをご紹介します!
1.ココが重要!
お風呂場の汚れといえばカビを連想する人が多いのではないでしょうか?
カビの生えやすい環境は室温20〜30℃で湿気の多い場所、そして栄養となるものが多い場所です。
まさしくお風呂場ですね!
なので入浴後は浴室全体を水ですすぎ、汚れを落としながら室温を下げましょう。
その後は使用済みのタオルで拭き上げるとさらに効果的です。
また天井に生えたカビは取りづらいうえにお風呂場全体に胞子を振りまくので、早めに取るようにしましょう。
天井を拭くのは大変なので柄の伸びるスポンジを利用したり、クイックルワイパーの先にタオルを付けて使うといいですよ。
2.使う洗剤の種類も気をつけて!
強力なカビとり剤はものによっては妊婦さんは使用を控えるよう書いてあるものもあります。
「じゃあ何を使えばいいの?」と思った時、オススメなのが重曹やクエン酸です。
この2つは食品にも使われる成分なので安全性が高く、妊娠中も安心して使うことができます。
重曹の特徴
水に溶かして使うことで弱アルカリ性になり粒子が細かいので研磨効果もあります。
なので浴槽や椅子・洗面器に使うといいです。
また入浴時に入浴剤の代わりに少しお湯に混ぜると体を温める効果があり、浴槽の水垢もとれやすくなります。
そのまま入浴後に追加で重曹を入れて椅子や洗面器をつけ置きすることで翌朝すすぎ洗いをするだけで簡単な汚れを取ることができます。
消臭効果や吸湿効果もあるので掃除中に臭いで気持ち悪くなりにくいのも嬉しいですね!
クエン酸の特徴
クエン酸は酸性で水に溶けやすい成分になります。
アルカリ性の汚れを落とすのが得意なので水垢や石鹸のカスに有効です。
使う材質によってはすすぎ残しがあると傷みの原因になるので事前に調べ、よくすすぐか拭き取るようにしましょう。
傷まない物の場合は、軽くすすぐだけにすると残った成分に雑菌の繁殖を防いだり、アルカリ性に対して消臭効果があります。
大体の汚れはこのふたつを使い分けることで綺麗にすることができます。
排水溝も週に2〜3回、重曹をふりかけた上から重曹の半分くらいのクエン酸をふりかけてお湯をかけ5分放置するだけでかなり汚れが落とせます。
残った汚れも浮き出てきているので歯ブラシなどで擦ってあげると取れますよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
- 妊娠中のお風呂掃除はできるだけ家族に協力してもらう
- 手伝いを頼めない場合も、市販の便利グッズやスプレーした後流すだけの洗剤を選び体に負担がかからないように工夫する
- 汚れの性質や特性を知って効率よく手短に掃除を済ませる
以上のポイントをしっかり抑えておくようにしましょう。
妊娠中は免疫も下がっているので掃除の際はマスクを付けたり換気をすることを忘れないように気をつけて下さい。
また肌荒れも起こしやすいので強い洗剤を控えたり、手袋を着用するといいですよ!