【ベビーマッサージのデメリットは?】どれくらいの頻度で何歳からOK?

赤ちゃんの柔らかい肌をお母さんの優しい手でマッサージすることで、赤ちゃんの心の発達に良い影響があると言われる「ベビーマッサージ」

赤ちゃんに安心感を与えるだけでなく、ママにとっても赤ちゃんの成長を感じられることで愛情が深まるというメリットがあります。

しかし、いざベビーマッサージをしてみようと思っても、

「素人のわたしが赤ちゃんにマッサージなんて大丈夫かな?」
「大切な赤ちゃん、なにかデメリットってないのかな?」

と不安に感じてしまいますよね。

そこでこの記事では、幼児教育講師歴15年で2児の母のわたしが、ベビーマッサージの「デメリット」や「頻度」「何歳から始めれば良いか」についてお伝えします。

ベビーマッサージは、親子の愛情表現が豊かになる素敵なコミュニケーション方法です。

ぜひ赤ちゃんと楽しみながら、ベビーマッサージをはじめてみてくださいね。

目次

ベビーマッサージの4つのデメリット

ベビーマッサージのデメリット

赤ちゃんの身体はとっても繊細です。

その分、ベビーマッサージを行う際は、デメリットとして事前に抑えておきたい注意事項がいくつかあります。

  • デメリット①
    やり方を一歩まちがえれば、赤ちゃんのケガや命の危険が伴うこと
  • デメリット②
    赤ちゃんの身体は繊細なため、押してはいけない部位や使うオイルによって炎症を起こす可能性があること
  • デメリット③
    大人が比較的時間を取りやすい夜は、赤ちゃんがグズつきやすくベビーマッサージを行いづらいこと
  • デメリット④
    一気にいろんな部位をマッサージしようとすると、15~20分程度の時間が必要になり、時間の確保が難しく感じること

ベビーマッサージのデメリットへの対策

ベビーマッサージのデメリットへの対策

デメリット①②の対策:プロにベビーマッサージの方法を習う

教室や体験プログラム

できれば体験プログラムなどでプロから正しいベビーマッサージを習うと安全です。

先ほどもお話した通り、赤ちゃんの体はとても繊細で、オイルでアレルギーもあるかもしれないし、赤ちゃんの体には強く押してはいけないところもあります

そこへママオリジナルのマッサージを施すのはちょっと怖いですよね。

その点、体験教室などに行くと、インストラクターの先生がぬいぐるみを使いながら丁寧にマッサージ方法を教えてくれて安心です。

他の赤ちゃんと少人数で行う教室もあるので、事前に自分にあった教室を調べてみると良いですね。

教室によっては、レッスンが終わった後にお茶タイムがあったり、ランチに行ったりするところもあり、子育てに忙しいママのちょっとした息抜きの場にもなります。

また、インストラクターは「子育ての先輩」であることが多いので、いろいろな悩みの相談にのってくれたり、共感してくれて気持ちが楽になることも体験教室に行くメリットの1つです。

オンラインプログラム

とはいえ、「まだ外出は難しい…」という場合もありますよね。

その場合は、ベビーマッサージのオンラインプログラムなども開設されているので、ぜひチェックしてみてください。

自宅でベビーマッサージを習えるので、とっても便利ですよ。

デメリット③の対策:ベビーマッサージは日中に行うのがオススメ

赤ちゃんがリラックスしている日中の授乳後・食後は、ベビーマッサージを行いやすいタイミングです。

デメリット④の対策:「ながらマッサージ」で十分!

「ながらマッサージ」がおすすめです。

  • おむつ交換
  • 着替え
  • お風呂

など、赤ちゃんと触れ合う機会は1日の中でも15回はゆうに超えます。

そういった赤ちゃんのケアの“ついで”にマッサージをすると、1回あたり1~2分でもしっかりと全身のマッサージができます。

少しずつ気づいたタイミングで行うことが無理なく続けるコツですよ。

ベビーマッサージを行う頻度はどれくらいがいいの?

ベビーマッサージを行う頻度

できれば毎日行う

頻度については、「できれば毎日」やってあげるのがいいと思います。

ですが、忙しかったり眠かったりする中、無理に行う必要はありません!

ベビーマッサージは、お父さんお母さんと赤ちゃんがお互いにリラックスできること大切です。

実際にベビーマッサージを行っているご家庭でも、負担のかかりづらい週に2~3回程度のおうちが多い気がします。

毎日行わなくても十分なコミュニケーションになるので、ちょっとしたタイミングでゆっくり行ってみてください。

毎日行うことをおすすめする理由

ちなみに毎日行うことをおすすめする理由は、

  • 赤ちゃんがお父さんお母さんの温もりを感じてリラックスしやすくなる
  • ベビーマッサージの効果を感じやすくなる

ためです。

続いて、そのベビーマッサージの効果についてお話ししていきます。

赤ちゃんがよく寝る⁈ベビーマッサージの4つの効果

ベビーマッサージの効果

赤ちゃんもママも幸せな気持ちになるベビーマッサージですが、赤ちゃんには主に次の4つの効果が挙げられます。

ベビーマッサージの4つの効果
  • 効果①|赤ちゃんの心が安定する
  • 効果②|免疫力アップ!
  • 効果③|グッスリよく眠るようになる
  • 効果④|親子のきずなが深まる

1つずつ見ていきます。

ベビーマッサージの効果①|赤ちゃんの心が安定する

  • ママの優しい手で触れられること
  • マッサージしながらママが優しく言葉をかけること
  • 何よりママが笑顔で赤ちゃんを見つめること

これで、愛されていると実感でき情緒が安定します。

情緒が安定すると、表情が豊かになって笑顔が増えるなどの効果につながると言われています。

ベビーマッサージの効果②|免疫力アップ!

ベビーマッサージをすることで、皮膚が丈夫になったり、毎日触れることで、おなかの張りや体の変化に気が付くようになります。

また、おなかを刺激することで、腸にたまったガスが抜けてすっきりしたり、便秘の解消につながります。

ベビーマッサージの効果③|グッスリよく眠るようになる

ベビーマッサージをすると、安心感とリラックスに加え、血行がよくなります。

安心感と体のポカポカで、マッサージ後にママに抱っこしてもらうとぐーっすり寝てくれますよ。

これで夜泣きの回数がグッと減るどの効果につながります。

ベビーマッサージの効果④|親子のきずなが深まる

赤ちゃんの肌って本当に柔らかい。

その肌に触れることでママもリラックスできて、ママも精神的に安定します。

また、毎日触れていると、成長がとても分かりやすくさらに愛しくなります。

何歳からOK?ベビーマッサージはいつからできるの?

ベビーマッサージはいつからできる?

生後2か月~1歳頃がおすすめ

ベビーマッサージは「いつから行わなければならない」といった決まりは特にありません

生後2~3週間から推奨しているお教室もありますが、生まれたばかりの赤ちゃんは皮膚がとても薄いので、洋服の上から優しくなでたり、さすったりするくらいがいいかもしれません。

私がおすすめするのはオイルマッサージで、少し首が安定する2~3か月くらいの赤ちゃんから始めるといいと思います。

生後2か月~1歳頃がおすすめな理由

「生後2か月~1歳頃」がベビーマッサージにおすすめな理由は、「赤ちゃんとの信頼関係を築くのに最も大切な時期」と言われる期間だからです。

しかし赤ちゃんは、個性も成長速度もバラバラ。

そのため、1歳以上の赤ちゃんでも安心してベビーマッサージを行ってあげて大丈夫ですよ。

ぜひその際は、赤ちゃんの様子をよく見ながら、無理のないように行ってあげてください。

ベビーマッサージをやるときの準備

それでは、ベビーマッサージを行う準備をしてみましょう。

時間について

赤ちゃんは、生活のリズムを作っていかなくてはいけない時期なので、大体の時間を決めて行うといいでしょう。

マッサージの時間は長くても15~20分程度

赤ちゃんにとっては相当な運動量で体力を使います。

用意するもの

  • 大きめのバスタオル2枚
  • マッサージ中に気持ちよくなるとオシッコもうんちもしちゃいます。

    慌てず交換してあげましょう。

  • マッサージオイル
  • 赤ちゃんの肌に優しく、なめても大丈夫な植物成分100%やオーガニックのオイルを選びましょう。

    アレルギーがあるといけないので、始める前に二の腕の内側にちょこっとだけオイルをつけて10分くらい放置して、パッチテストを行ってください

    10分経過後、塗った個所が赤くなってなければOK!

    そのオイルを使ってマッサージしましょう。

    もし、オイルを変更する際も、忘れずにパッチテストを行ってくださいね。

ベビーマッサージを行う上での注意点

ベビーマッサージの注意点

絶対にやってはいけない2つのこと

  1. 赤ちゃんが首のすわっていないうちに、うつぶせにすること
  2. 赤ちゃんが予防接種を受けた後、48時間以内にベビーマッサージを行うこと

この2点は、赤ちゃんの身体に大きな負担をかけてしまう危険な行為です。

絶対に行わないよう、注意してくださいね。

途中で赤ちゃんが泣きだしたら

赤ちゃんがまだベビーマッサージに慣れないうちは、途中で泣き出してしまうことがあります。

泣き出した場合はいったんマッサージを中断して、落ち着くまで抱っこをしてあげてください。

泣いたままマッサージを継続してしまうと、これ以降、マッサージを嫌がってしまうことになりかねないので注意しましょう。

しばらくして泣き止んだら、またベビーマッサージを再開してください。

マッサージ後の水分補給はしっかりと

ベビーマッサージが終わった赤ちゃんはとても喉が渇いています。

赤ちゃんが欲しがるだけおっぱいやミルクをあげてください。

ベビーマッサージ後はそのまま寝んねしちゃう赤ちゃんが多いので、しっかりバスタオルでくるんであげてからおっぱいやミルクをあげるといいですね。

発疹が出たら

もしマッサージ後に発疹が出た場合は、慌てずに様子を見てあげてください。

パッチテストをしっかり行っている場合はアレルギーの可能性は低く、体が赤くなるのは好転反応だと思われます。

ですが、なにか様子がいつもと違うときは、すぐにかかりつけ医に相談しましょう。

まとめ

いかがでしょうか。

ベビーマッサージはお母さんにとっても赤ちゃんにとってもいいこと尽くめのマッサージです。

赤ちゃんの成長はあっという間、本当にすぐに大きくなります。

肌の柔らかさ、手や足に触れたときにギュッと握る赤ちゃん特有の把握反射などもあっという間になくなります。

そういう赤ちゃん時代にしか味わえないかわいさを感じながら、親子の絆を深めてくださいね♪

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