お仕事に加えて、日々の育児・家事本当にご苦労様です。
- 誰に頼まれたわけでもなく、やって当たり前と思われる。
- 賃金が発生するわけでもなく、専門的な作業でもない。
- でも!やらない訳にはいかない
それが家事です。
僕は幼児教育に携わり12年、医療従事者の妻と二人三脚で生活をし、3人の子育て中の者です。
僕は育児に関しては専門職でもあるので、ある程度参加はできていましたが、家事に関して意識が高まってきたのはつい最近。
それまでは物凄く適当にこなしてました。笑
そんな僕も、現在では自分の役割をもって、妻に任せられるほど家事ができるようになりました。
この記事でお伝えしたいのは、家事が心の負担につながるケースがあるということです。
そうならないために、今回は大変な家事を根底から手抜きする方法を提案します。
Contents
【共働き夫婦の家事負担の不公平さ】なんで私ばっかり?を変える方法
家事と育児の大変さを理解してもらう
まずは旦那さんに家事と育児の大変さを理解させるべく、家事と育児を体験してもらいましょう。
さまざまなメディアでもう聞き飽きた提案かもしれませんが、僕の経験からもこれはもっとも効果的な旦那さんの“意識改革”となるステップだと思っています。
体験してはじめて本当の大変さがわかった
僕自身、妻のふだんやっている家事と育児をやらせてもらった時にはじめてその大変さに気が付きました。
もちろん事実として「仕事と家事と子育ての両立はめちゃくちゃ大変」ということは知っていましたが、文字や言葉で知っていたところで、本当の大変さの理解には到底及びませんね。
素直に妻を「スゴイ」と思いました。
共働き夫婦の家事負担の不公平さを変えるまでの4ステップ
ステップ1:旦那さんへの提案はやさしく!
早速旦那さんに家事と育児をお願いしてみましょう。
ここで気をつけたいのが提案の仕方です。
「家事と育児をやってみろー!」と伝えてしまうと、プライドの高い男性にとっては喧嘩の火種となりかねません。
ここはいっちょ、役者になったつもりで、
「お願い。今度友だちとの約束がある。どうしても行きたいから」
と、あなただけが外出できる理由をつけて“やさしく”お願いしましょう。
旦那を手のひらで転がしてやってください、ぐっと我慢して。
理由はなんでも構いません。
美容院でもいいです。
子どもの保育園のことでもいいです。
ステップ2:日中に預ける
そして旦那さんには、できるだけ日中に子どもを預けましょう。
日中であれば、「お昼寝の寝かしつけ」を体験してもらうことができます。
その間に家事をする大変さもわかるわけです。
ステップ3:帰宅後、あなたの手際の良さを見せる
あなたが帰ってきて、何もできていなかったら、
「大変だったでしょ?ありがとう!今からわたしも手伝うね」
とこれ見よがしにテキパキと動きましょう。
旦那さんは「スゲ、、毎日これやってるんか。大変だなぁ」と思うはず。
このステップでは、大変さを口にせず、当たり前のように大変なことをやってのけるあなたの姿を見せるのがポイントです。
少々したたかかと思うかもしれませんが、今後の自分、ひいては夫婦関係、家族のため。
ここは文句を言いたい本心をグッとこらえて、大変だけど大変と言わない母の強さを、旦那さんの「心」で感じてもらいましょう!
もし「いつもありがとね」の言葉が旦那さんから出たら、「こちらこそいつもありがとう。今日も助かった!」のあなたのひと言で完勝です。
ご主人はあなたの器の大きさを感じ、“手放したくない”というあなたへの執着が生まれます。
これが意識改革の始まりです。
これですぐに家事を手伝うようにはなる訳ではありませんが、「失いたくない、失っては困る」という意識は人を動かしますよ。
ステップ4:分担よりも「一緒に」やってみる
意識改革が始まったからと言って、いきなり分担にするとやり方もわからない旦那さんは家事からフェードアウトしてしまいます。
ですから、分担の前に「協働」です。
「自分ひとりの方がはかどるわ…」なんて思わずに。
今のうちにできるようになっておくと先々、生活が楽になって互いを思いやるベースができます。
料理、掃除、育児を一緒にしようと誘ってみましょう。
そして少しでもいいところがあれば褒めてあげてください。
『あなたのおかげで』『あなたがいたから』と言われると、意欲が増します。
家事に対しての自信もつきます。
そうすればきっと笑顔も増えて支え合う家族になるはず。
それを見ている子どもにとってどんな素晴らしい教育法よりも心を育ててくれるはずです。
共働きなのに家事負担が不公平になりやすい3つの理由
理由①:根強く残る昭和の意識
日本は古くから、
- 男は外へ出て仕事
- 女は家を守る(家事・育児を請け負う)
という家族の形がありました。
それも今では「女性の社会進出」や「経済的な自立」によって、すっかり時代遅れの考え。
こんなことを言っている人は絶滅危惧種です。
しかし、実際のところ、一人一人の意識はどうでしょうか?
表層的には女性に敬意を払っているつもりでも、無意識下で「女性は家事をして当たり前」といった考えがあることも珍しくはありません。
女性に対する「社会」の意識と「個々の男性」の意識のギャップが、女性を悩ませているのかもしれませんね。
理由②:昭和を生きた親に育てられた
筆者の父は、戦後やバブル崩壊など、激動を生きていった職人堅気の頑固親父で、家庭での全権利を持っていました。
もちろん昭和時代には、イクメンなどという言葉はありません。
そんな家庭で育った今の20歳台以上の男性には、“家事をしない”父親像が目の奥に焼きついています。
そのため、自分が家庭を持ってからも、悪気なく「稼ぎを持って帰ればOK!」という意識があったりするんです。
理由③:ケンカするともっと疲れるから言わない
「外で働く俺を労ってくれ!家ではゆっくりさせてくれ!」と豪語する旦那に困っている、という悩みを仕事柄よく聞きます。
そりゃ、「こっちも働いとるわ!!家事の一つでも手伝わんかい!!」と言いたくなりますよね。
ただこれを言うと大喧嘩、また疲れが溜まってしまうので「手伝ってもらいたいけど言わない方が結果ラク」と我慢してしまうんです。
我慢と思わず、「しゃーないか」となれる方は問題ありません!
ですが、中には悶々と不公平感を募らせて、いつ爆発するかわからないところまで自分を押し殺している方もいるでしょう。
そんな方は、これを機に思い切って我慢するのをやめてみませんか?
「自分が我慢するのが一番ラク」という考えは、先々の自分を苦しめるかもしれません。
旦那さんに家事を手伝ってもらう方法をダメもとでも試してみてくださいね。
まとめ
毎日やらなければいけない家事と育児は、生活の中で多くの時間と労力を割きます。
それを共有できることが最大の手抜きと心の安定になります。
家事と育児はやってみないとわからない大変さがあるので、ぜひ一度、旦那さんに声をかけてお互いに支え合う基盤づくりをしてみてくださいね。
大好きな人とこれからも幸せな家庭を築けるよう、心から願っています。