夏場の暑い時期や、子どもがいる家庭では欠かせないアイテムの水筒ですが、新しいものに買い替えた時のゴムパッキンの臭いで、気持ち悪くなったことはありませんか?
他にも、水筒を毎日使っているうちに、臭いがこびりついて取れない、なんてこともよく起こります。
ゴム製品は、水筒やお弁当箱など色々なものに使われていますが、性質上どうしても臭いが移りやすくなっています。
今回は、水筒を気持ちよく使うために、ゴムパッキンの臭いの取り方についてお話します。
合わせてカビが生えてしまった時の対処法も紹介するので、ぜひ挑戦してみてください!
水筒のゴムパッキンが臭い原因はこれ!
そもそも、あの独特なゴムの臭いはどこからくるのでしょう。
ゴム製品には2種類あり、天然ゴムと合成ゴムに分かれます。
天然ゴムは、ゴムの樹の樹脂に、硫黄と炭素を混ぜた硫黄化合物を加えたもので、合成ゴムは、天然ゴムにプラスチックを混ぜたものや、石油やナフサから作られたものを指します。
ゴムの独特の臭いは、原因の一つとして原材料となるゴムの樹の樹脂からくるものなので、天然ゴムより合成ゴムのほうがその配分が少ない分、臭いが少なくなります。
また、その他の臭いの原因として、製造方法があります。
製造中にゴム製品に含まれる成分が気化することで、ゴムの臭いが強くなってしまうのです。
ゴムパッキンの臭いを落とす方法
ゴムパッキンの臭いを落とすには、殺菌効果と消臭効果がある重曹が有効です。
60℃前後のお湯を水筒に注ぎ、小さじ1の重曹を入れて振りましょう。
臭いがキツい場合は、1晩つけ置きすると良いです。
ただし、水筒がステンレスの場合はサビの原因となりかねないので、長時間のつけ置きは避けるようにしましょう。
重曹で臭いが取れない場合は、水で薄めた漂白剤で15〜30分ほどつけ置きすることで、より強力に臭い消しの効果を得ることができます。
しかし、漂白剤はかなり強い薬剤になるので、つけ置きの後はしっかり洗い絶対に口に入ることのないように注意が必要です。
水筒のゴムパッキンのカビの落とし方
ゴムパッキンは使っているうちにカビが生えてしまうことがあります。
カビが生える原因は、湿気なので洗った後の乾燥不足により発生します。
ゴムパッキンの奥深くに根付いてしまうと、一度取り除いても湿度が上がると再度発生することも少なくありません。
ゴムパッキンのカビを落とすには
用意するものは以下の通りです。
- つけ置き用の容器
- 重曹
- 食酢
- お湯
つけ置き用の容器に50〜60℃のお湯を張り、重曹と食酢をスプーン2杯分を目安に溶かしましょう。
重曹も食酢も高い殺菌効果があり、人体にも優しいため水筒にも安心して使うことができます。
つけ置きの時間は2時間から、カビがひどい場合は一晩置いても良いでしょう。
カビが取れたらよく乾燥させて終了です。
程度の軽いカビであれば、10倍に薄めた重曹と食酢をカビにかけてブラシなどで擦れば落ちます。
つけ置きで取り切れなかったカビや、生え始めたばかりのカビに試してみて下さい。
カビが生える前の予防策
カビを生やさないための予防策を紹介します。
カビを生やさないためには、熱湯消毒がおすすめです。
使用後によく洗い、鍋にお湯を沸かして水筒やゴムパッキンをサッとくぐらせましょう。
ゴムパッキンは、熱で変形する恐れがあるので耐熱温度を確認した上で、長時間放置しないよう注意が必要です。
熱湯消毒と乾燥の両方を行うことで、カビ予防に大きな効果を得ることができますよ!
水筒を早く乾かすグッズがおすすめ!
水筒のカビや臭いを防ぐためには、しっかり乾かすことが大切です。
そんな時におすすめのアイテムを紹介します。
1.soil ドライングボード for ボトル
吸水性の高い珪藻土で作られたドライングボードです。
突起が2つ付いており、そこに洗ったボトルやキャップ引っ掛けることができ、平面部にはそのまま置いて乾燥させることもできます。
使用後は天日干しをすることで繰り返し使えるので、お手入れも簡単です。
カラー展開も3色用意されており、優しい色合いはお部屋の雰囲気を損ねることもありません。
https://item.rakuten.co.jp/importshopaqua/sol-dbbt/
2.エコカラット ボトル乾燥スティック
こちらはLIXILが開発した「多孔質セラミックス」を使用したボトル乾燥スティックです。
珪藻土と同等以上の吸水スピードを備え、さらに珪藻土の5倍ほどの吸湿・放湿力があります。
洗った後の水筒に入れておくだけなので使い方も簡単で、使用後も風通しの良い所に干しておくだけで手間がかかりません。
シリコンカバーがついているので、水筒を傷つけることもないのが嬉しいですね!
https://shop.marna-inc.co.jp/shopdetail/000000001508/
早く乾かすためのグッズを活用することで、臭いやカビを事前に予防し、清潔で安全に水筒を使用・保管しましょう!
まとめ
ゴムパッキンの臭いは、素材や製造方法に関係があります。
また、ゴムは臭い移りも起こりやすいので、飲み物の臭いと混ざってしまうとさらにひどい悪臭へと変わってしまいます。
臭いがキツいと体調を崩すこともあるので、使用する前に気になる場合はきちんと臭いを取っておきましょう。
また、水筒を長く使用するためには洗った後の乾燥も大切なので、乾燥グッズを使うこともおすすめです。
正しくお手入れと保管を行い、安全に水筒を使用しましょう!