「ヒルナンデス!」で放送された、プロが解決する「冬の洗濯の悩み解決」特集!
伸び縮みニットを復活させる技やダウンを選択する方法や、知っているようで知らない洗剤・柔軟剤の正しい使い方について教えてくれました。
「お風呂の残り湯って本当に使っていいの?」
「ニットの毛玉をきれいに取るにはどうすれば良いの?」
など、素朴な疑問に答えてくれています。
ぜひこれからのお洗濯にお役立てください♪
プロが教える!洗濯の悩み対処法
教えてくれたのは三共クリーニング3代目社長の洗濯職人・田村嘉浩さんです。
- 店名:三共クリーニング
- 創業:1927年
- アクセス:東急池上線・東急大井町線「旗の台」駅から徒歩3分
- 地図:
冬におすすめの洗剤は液体タイプ
洗剤は「粉末タイプ」「液体タイプ」「ジェルタイプ」の3種類が主流です。
一般の方へのアンケート(20~70代の主婦100人対象)によると、
- 液体洗剤を使用している割合…56%
- 粉末洗剤を使用している割合…12%
- ジェル洗剤を使用している割合…10%
- 使い分けている割合…22%
という結果に。
プロいわく、冬は寒くて水が冷たくなることから、洗剤選びは重要なのだとか。
それぞれの洗剤のメリットとデメリットをまとめました!
粉末洗剤
- メリット→安価で汚れ落ちが良い
※洗浄の邪魔をする水道水の成分を取り除くキレート剤が入っています - デメリット→すすぎが不十分だと衣類に残ることもあるため、水が冷たい冬は注意が必要
液体洗剤
- メリット→皮脂汚れに直接ぬれる。溶け残りが少なく冬にはおススメ
- デメリット→一般的にキレート剤が入っていないため粉末洗剤よりも洗浄力が弱め
ジェル洗剤
- メリット→キレート剤が入っているので粉末洗剤と同程度の洗浄力を持つ。手も汚れず、1かいの量を量らなくて済む
- デメリット→高価で洗濯物の量に合わせて使えない
プロの結論は、冬におススメの洗剤は「液体洗剤」ということでした!
干す前に振ると柔軟剤の効果がアップ
柔軟剤を使っているのにタオルがなんだかゴワゴワする・・・ということはありませんか?
わたしはお気に入りの柔軟剤があるのですが、たしかにすこしゴワゴワしている気がします。
「柔軟剤を変えた方が良いのかな?」と思っていたのですが、プロによるとちょっとしたことでやわらかなタオルになるそう…!
解決策は、選択したあと、干す前にパンパンとよく振ること!
そもそもタオルは洗って脱水で絞ることで毛が寝てしまいます。
それによって毛が詰まり、ごわつき感が出ることがあるのだとか。
なので寝ている毛を振って立たせてあげてから干せばごわつき感が軽減するんです。
さらに柔軟剤の効果を高めたい場合は、日陰に干すことでより柔らかくなるそうなので、ぜひやってみてください♪
お風呂の残り湯は冷めないうちに使う
自分の体のあかや皮脂が落ちているかもしれないお風呂のお湯。
残り湯で洗濯をすることに抵抗のある方も多いかもしれません。
- 残り湯をよく使うと答えた割合…48%
- 使わないと答えた割合…40%
- たまに使う…10%
- その他…2%
お風呂の残り湯での洗濯についてプロの見解は・・・(使っても)大丈夫!
ぬるま湯で洗濯をするということは汚れを溶かしやすくしているので、冷水を使うよりも汚れ落ちが良くなるのだと言います。
そのため、残り湯を使うベストなタイミングは冷める前の温かいうち。
お風呂のお湯は人間とほぼ変わらない温度なので、服が縮んでしまう心配もほとんどないそうです。
とはいえ「大事な服にお風呂独特の香りが移ってしまわないか心配・・・」という方も多いでしょう。
わたしはお洋服や洗濯物から香るフワッとしたやさしい香りが好きなのでちょっと気になってしまいそうです。
そんな方は、すすぎを2回程度きれいな水道水で行うのがおすすめとのこと。
こうすることで、変なにおいがしないそうですよ♪
ダウンジャケットも洗える!
冬物のアウターというと、お家で洗いたいけど怖いのでクリーニングに出してしまいませんか?
ゲストで登場した女優さんも、「安いアウターを買っているのにクリーニングに出すのももったいない!そこがジレンマ」と話していました。
ですが、洗濯のプロいわく、ダウンジャケットなんかは家庭で洗える冬物だそう!
- ニットのセーター
- 手袋
- ダウンジャケット
- フリース
ニットや手袋は手洗いで洗うことができ、ダウンジャケットやフリースは洗濯機で洗うことができます。
「ダウンジャケットなんてしぼんでしまうんじゃ・・・?」と思いますが、乾燥機を回す時にある裏ワザを使うとふっくらするんです。
それが丸めた靴下2~3足をダウンジャケットと一緒に乾燥機へいれること!
ダウンジャケットの中にある羽毛は軽くて空気を含むから暖かいのですが、水に濡れてしまうと羽毛はしぼんでしまいます。
乾燥するときに丸めた靴下を入れることで、靴下がダウンジャケットを叩いて、しぼんだ羽毛をほぐしてふっくらさせてくれるという仕組みの洗濯方法です。
伸び縮みしたニットはぬらして引っ張る
「ニットを洗濯をしたら縮んでしまった!」という経験はありませんか?
化学繊維のみでできたニットは基本的に洗濯などで伸縮しないのですが、綿や獣毛が多いニットは伸縮しやすい特性があります。
その原因は、獣毛の繊維が水にぬれると開く構造になっているから。
ぬれている内にもんだりすると、開いた繊維同士が引っ掛かりあって、目が詰まってしまい、乾くと縮んでしまうのです。
プロいわく、縮んだニットやセーターを完全に戻すのは難しいのですが、ある程度まで戻すことはできるとのことなのでご紹介します!
- ニットに蒸気を吹きかける
- 引っ張ってパタパタさせながら余分な水分と熱を奪ってあげる
- ある程度乾燥してきたら完了!(目安は10分)
引っ張って伸ばす際は、ニットの首元をおさえながら服のすそを引っぱるようにして持ち、ピンと張った状態でパタパタすると効果的です♪
毛玉はキッチン用スポンジで簡単に取れる
最後は簡単な毛玉の取り方です。
最近は便利な毛玉カッターなども主流ですが、毛玉カッターの特徴は毛玉をまるごと刈り取っているので衣類の生地を薄くしてしまうところ。
プロが教える新しい毛玉とりの方法は、「食器洗いように使うスポンジ」で行います。
基本的に硬いザラザラした方を使うのですが、お洋服の生地が柔らかいものであれば、黄色いスポンジの方から試しても良いそうです。
やり方は、スポンジで絡まった毛玉をほぐし、毛並みを整えるように滑らせればOK!
電動のものよりも生地を薄くしないのでとってもおすすめです♪
毛玉の原因は、持っているバッグや机などとの摩擦なので、日ごろから摩擦を避けるように心がけるとお手入れも楽になりますよ♪
まとめ
今回はヒルナンデスの「洗濯の悩み」の解決策についてご紹介しました。
プロの技ってやっぱりすごい( ;∀;)
みなさんもぜひお試しください♪