成猫なのに小さいのは病気?猫の特徴ごとに原因を解説します!

・成猫なのに小さいのは病気?

・どんな原因があるの?

猫は生後1年ほどで成猫になるとされています。

もしも皆さんが飼っている猫の大きさが、1年以上たっても子猫の頃と変わらなかったとしたら…

病気なのかと不安になりますよね?

今回は、成猫なのに小さいのは病気なのかということについてお調べしました!

目次

成猫なのに小さいのは病気?

まずは結論からお話します。

成猫なのに小さいのは病気とは言い切れません!

一言に「小さい」と言っても、その猫の特徴ごとに原因は様々です。

それぞれの原因を解説していきます!

元気でご飯もたくさん食べる猫

「常に元気で特に異常が見られず、ご飯もたくさん食べる猫なのに大きくならない。」

そのような場合に考えられる、大きくならない原因は…

・栄養バランスの偏り

・消化吸収機能の低下

・運動量が多い

・住んでいる地域

・多頭飼いをしている

栄養バランスの偏り

飼い猫には、飼い主さんから与えられたご飯を食べるほか選択肢がありません。

ですので猫の飼い主さんにとって、愛猫にどのようなご飯を与えるかという選択はとても重要です。

猫は毎日2~3食のご飯を食べるとされていて、そのご飯から栄養を吸収し、身体作りの糧としていきます。

つまりご飯は猫の身体の大きさに直結するということです!

猫は肉食動物ですので、肉や魚といったご飯を多く食べる必要があります。

野菜や穀物ばかり与えていると、動物性タンパク質が足りず、栄養不足となってしまうので注意しましょう!

消化吸収機能の低下

先ほどお話しした通り、猫は肉食動物です。

野菜や穀物ばかり与えていると栄養バランスが偏るだけでなく、猫の胃に大きな負担をかけてしまいます。

結果として消化吸収機能の低下につながり、大きく育たない原因となってしまうのです。

特に猫のご飯として定番のキャットフードには、野菜や穀物が多く使用されているものが多くあります。

それらのキャットフードは比較的安価ということもあり、コストの面を考えると活用したいものです。

絶対に与えてはいけないということではありませんが、与えすぎには注意しましょう!

「週に3日はキャットフード」など、胃に負担をかけすぎないペースで調節してあげるといいですよ♪

運動量が多い

猫によって行動や性格は様々ですが、運動量の多いやんちゃな猫や外飼いの猫は、より多くの体力を使います。

そのような猫は必然的に多くの栄養を必要とし、栄養が足りていないと大きくならない場合があります。

皆さんの愛猫はどのくらいの運動量ですか?

しっかりと把握して、適切な量のご飯を与えてあげましょう!

住んでいる地域

寒い地域に住んでいる猫は、普通に生活をしているだけで、より多くの体力を消費します。

毎食しっかりとご飯を食べていても、栄養不足になってしまう場合があります。

この場合においても、運動量の多い猫と同様にご飯の量を調節してあげるようにしましょう!

多頭飼いをしている

多頭飼いの場合、ほかの猫にご飯を食べられてしまう猫が出てきてしまう可能性があります。

十分にご飯を食べられるように、皿を分ける、部屋を分ける、時間を分けるなど、配慮してあげると安心ですよ♪

それでもほかの猫に食べられてしまう場合、飼い主さんが食べ終わるまで見ておいてあげるようにしましょう!

元気がなく、ご飯もあまり食べない猫

次に元気がなく、ご飯もあまり食べない猫の場合です。

そのような場合に考えられる、大きくならない原因は…

・お腹の中に寄生虫が住んでいる

・生まれつきの持病がある

お腹の中に寄生虫が住んでいる

猫のお腹に寄生する、猫回虫という寄生虫をご存知でしょうか?

この寄生虫は、猫の食べたご飯から栄養を吸い取ってしまいます。

寄生された猫は身体に十分な栄養を吸収することができず、栄養不足となってしまいます。

その結果、猫は大きく成長できなくなってしまうのです。

猫は、道端にある水たまりをなめることで猫回虫に寄生されてしまったり、猫回虫に寄生されている母猫の母乳を飲むことで寄生されてしまったりします。

とても簡単に寄生されてしまいますので、定期的に健診を受けさせるなど、まだ身体のできあがっていない子猫のうちは特に注意してあげましょう!

生まれつきの持病がある

「大きくならない病気」ということでなく、生まれつき動脈管開存症という持病を抱えている猫の場合です。

猫の動脈管は、本来生まれた時点で閉じるようになっています。

ですが、動脈管開存症の猫は、この動脈管が開いたままになっています。

動脈管が開いたままになることで、肺動脈に向かって血液や栄養素が流れ込んでしまい、身体を大きくするために十分な栄養素を吸収できなくなってしまいます。

その結果、猫は大きく成長できなくなってしまうのです。

この場合にも、定期的に健診を受けさせるなど、注意をしてあげる必要があります!

まとめ

いかがでしたか?

今回は、成猫なのに小さいのは病気なのかということについてお調べしました!

成猫なのに小さいのは病気とは言い切れません!

ですが、ほかに原因があるのは確かです。

飼い主の皆さんは愛猫の特徴をしっかりと把握し、大きくなるためのサポートをしてあげてくださいね♪

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