「産後は整体に行かなきゃ!」
「産後は骨盤矯正の予約を取らなきゃ!」
などとお話しているお母さんたちを見たことがありませんか?
産前に、母親学級や両親学級で「産後は骨盤矯正をした方が良いですよ」と言われた人もいるかもしれません。
しかし、「骨盤がずれている感覚もないし、骨盤矯正って結構お金もかかるし、本当に意味あるの?」と考えたりもしますよね。
そこで今回は、産後の骨盤矯正は本当に必要なのか?
について、骨盤矯正をしなかった時の弊害や骨盤矯正はいつまでやるべきか?も含めてお話していきたいと思います!
※わたしの経験からのお話です。正確な情報については病院やかかりつけ医のお医者様にお問い合わせすることをお勧めします
Contents
産後の骨盤矯正って意味ない?
妊娠後期~出産で母体の骨盤はグラグラ
妊娠後期から出産にかけて、母体では赤ちゃんが産道を通るための準備として、骨盤周りの筋肉や靭帯が緩み、それによって骨盤がグラグラとした状態になります。
産後は子宮の収縮とともに骨盤も閉まっていくのですが、元の状態に戻るには約1年の月日を要します。
骨盤がゆがむとトラブルの原因に
骨盤が元の状態に戻るまでの1年で、正しい位置に骨盤が戻っていないとどうなるかご存知でしょうか?
骨盤がゆがんでしまうと、様々な不調やトラブルを引き起こす原因となります。
たとえば、
- 体のラインが変わってしまう
- 腰痛や肩こりの原因となる
- 便秘や冷え性になりやすくなる
- 尿もれしやすくなる
- 婦人病にかかりやすくなる
- お腹が出てしまう
といったことになりかねません。
これらのトラブルを防ぐためにも、骨盤矯正を施したほうがいいと言われているのです。
「それは自然分娩の人の話でしょ。わたしは帝王切開術だったから関係ないわ」と思っているそこのあなた!!
帝王切開の方も骨盤矯正をしたほうがいい理由をお話していきます。
帝王切開の人も骨盤矯正をするべき理由【体験談】
帝王切開でも骨盤は開く!
前述のとおり、赤ちゃんが産道を通るために骨盤が開くのはみんな一緒です。
そのため、帝王切開で出産された方も骨盤のケアはしておかないと、先ほど挙げた不調やトラブルに見舞われることになります。
【体験談】帝王切開のわたしは骨盤矯正がいらないと思っていた
わたしが出産をしたとき、市の助産師さんが新生児訪問をしてくださり「産後、最低でも3か月は骨盤ベルトをしていてね。」と言われました。
ですが、当時のわたしはこれらの知識が全くなかったため、「帝王切開術での出産だし、自分では骨盤の開きを感じないし、必要ないんじゃないかな。」と軽く考えていました。
骨盤ベルトなども最初のうちは使用していましたが、締め付けが痛かったり着脱が面倒だったりなどの理由で、だんだん着用しなくなってしまいました。
すると、産後3か月が過ぎたあたりから何となく体に違和感が…。
日が経つにつれて「尾てい骨が痛い…!」と常に言っているほどの激痛と闘うことになってしまいました。
また、抱っこをするたびに尾てい骨に激痛が走り、ひどいときには立てなくもなりました。
「これはまずい!」と妊娠前からお世話になっていた整体院に赴き、全身の矯正をしてもらいました。
施術後に痛みの原因を聞くと、「骨盤がズレすぎていて、良くない授乳姿勢や抱っこなどの動作が体に負担をかけている状態だったからです。」と言われました。
ズレを感じなくても骨盤矯正はするべき!
わたしの経験からもわかる通り、「骨盤がズレている」という感覚は自分ではあまり感じないものです。
「骨盤のズレを感じないから骨盤矯正はしなくていいや!」と放置してしまうと、後々の自分がつらい思いをしてしまいます。
育児は子ども優先で、自分に構っている暇はありませんよね。
そのため、自分のことを後回しにして「気づいたら手遅れになっていた」なんてこともあり得なくありません。
産後1年は子育てもそうですが、自分の身体のケアにも少しだけ目を向けてみてくださいね。
とはいえ、いざ骨盤矯正をしようと思っても、整体院でお願いすればだいぶお金がかさんでしまいます。
次からは、整体院に行くことなく、骨盤矯正をする方法についてご紹介します。
産後の骨盤矯正はいつからいつまでやるべき?
整体院へ行かずにできる骨盤矯正のやり方
整体院へ行く以外の骨盤矯正のやり方には、
- 骨盤体操をする
- 骨盤ベルトやコルセット、ガードルをつける
- ヨガやピラティスをする
といった方法があります。
骨盤矯正の開始時期は?出産直後はダメ
骨盤がグラグラしていたり、体力的にもまだ回復していない出産直後は、骨盤矯正を始めるのは危険です。
出産直後に無理な運動や締め付けをしてしまうと、逆に骨盤が誤った位置で固定されてしまうことになります。
骨盤矯正は産後1か月以上たってから開始するようにしましょう。
骨盤は出産直後から徐々に閉じていくため、およそ産後6か月くらいになるとほぼ固定されてきます。
そのため、骨盤矯正を開始するのは産後1か月~6か月までがおすすめです。
骨盤矯正はいつまで続けるの?
次に、骨盤矯正はどれくらい続ければいいのでしょうか。
産後1年ほど経つと、妊娠によって緩んだ筋肉や靭帯の状態が妊娠前と同じくらいにまで戻ります。
そこでやっと骨盤も固定されてくるので、これを踏まえて約1年程度は続けるといいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回は産後の骨盤矯正の必要性についてお話してまいりました。
骨盤矯正をしておかないと、後に不調やトラブルを引き起こすことになってしまいます。
それを避けるためにも、上記でお話したことを参考にして、骨盤矯正をしてみてくださいね!