ポリエステルのシワがとれないは間違い!性質や簡単なシワのとり方

ポリエステルのシワがとれないは間違い!性質や簡単なシワのとり方

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様々な衣服に使われているポリエステル。

シワになりにくい素材ですが、うっかり洗濯したのを忘れて干さずに放置してしまうとさすがにしわしわに!

もともとシワになりにくいだけあって、できてしまうとなかなか取れないんですよね。

そこで、この記事ではポリエステルの簡単なシワの取り方やシワの原因まで、家庭でできるメンテナンスについてご紹介します!

「アイロンをかけたら溶ける」といったよくあるポリエステルのイメージも、実は正しい方法であればアイロンをかけても問題ないんです。

ぜひポイントをおさえて、あなたの大切な服を長く楽しんでください♪

ポリエステルのシワが取れないと言われる理由

ポリエステルのシワが取れないと言われるのには、ポリエステルという素材のメリットとデメリットに理由があります。

◆ポリエステルとは・・・
「樹脂と石油を化学合成させて作った合成繊維」のこと

ポリエステル素材のメリット

  • 軽くて丈夫、形状記憶性が高い
  • →プリーツスカートやノーアイロンシャツの素材としてよく使われています

  • 肌触りが良い
  • →布団などに使われることがあります

  • 吸湿・吸水性が低く、すぐに乾く
  • ※最近は技術の発達により、吸湿・吸水性の高いポリエステルもできているそうです

ポリエステル素材のデメリット

  • 高温に弱い
  • 静電気が起きやすい
  • 毛玉ができやすい

洗濯の際に熱いお湯を使ったり、乾燥機にかけてしまったり、濡れたまましばらく放置してしまうとシワの原因となります。

こういった理由でついたシワは、形状記憶性が高いという特徴によって他の素材に比べて「シワが取れにくい!」となるのです。

ポリエステルのシワ取りにスチームアイロンは使える?

ポリエステルのシワをとるにはスチームでは水分量が足りず不向きです。

ポリエステルには基本的にドライアイロンを使うようにしましょう。

ただし、スチームアイロンが例外的に活躍するシーンがあります。

それが高温のアイロンがけによってできたテカリを直す時です。

テカリを直す方法

テカリ軽減の方法は、

  1. テカリが出てしまった場所に1cmくらい離れた場所からスチームを当てる
  2. その上を洋服ブラシや歯ブラシを使って優しく擦る
  3. 熱が冷めるのを待つ

たったこれだけで軽いテカリなら取ることができます!

ポリエステルはアイロンで溶けるって本当?正しいアイロンがけの方法

ポリエステルは高温に弱いので高温でアイロンがけしてしまうと、表面が溶けてテカリがでます。

ですが、アイロンがけを正しくやれば問題ありません

正しいアイロンがけの方法
  • 設定温度は低温〜中温
  • あて布を使用してアイロンをかける
  • 霧吹きでしっかり水分を含ませる
  • 短時間でサッとかけ終える
  • アイロン掛けが終わった後はハンガーに掛けて冷ます

これを守るだけで安全にアイロンがけをすることができますよ。

また、アイロンを使わずにシワを取る方法もあります。

1.シワ取りスプレーを使う

一番簡単な方法になります。

旅行先などでオススメの方法で、シワになっている部分にスプレーを吹きかけて一晩干しておくだけでほとんどのシワを取ることができます。

2.ドライヤーを使う

シワになっている部分に霧吹きをたっぷり吹きかけしっかり伸ばします。

シワを伸ばしながら温風で温め、シワが伸びたら冷風を当てて冷まして終了です。

ポリエステルの性質を上手に利用した方法ですね。

時間がない時にオススメで、即効性があります。

3.もう一度洗濯する

すぐ着る予定がない場合は、もう一度洗濯してしまうことで頑固なシワも取ることができます。

ただ、洗濯を繰り返すことは生地の消耗に繋がるので、ほどほどにしておきましょう。

ポリエステルにシワが付かないための工夫

ポリエステルはもともとシワになりにくい素材なので、少し気をつければシワに悩まずに済みます。

普段からやっていることや、少し意識すればできることなので覚えておきましょう。

柔軟剤を入れる

柔軟剤を入れることで、繊維が柔らかくなるのでシワを防ぐことができます。

洗濯ネットに入れる

洗濯ネットに畳んで入れて他の衣類と絡まらないようにしましょう。

乾燥機にかけない

もともと乾きやすい素材なので、乾燥機は避けましょう

縮む原因にもなります。

脱水時間を短くする

脱水により強い圧がかかってしまうとシワの原因になるので、ポリエステルのものは早めに取り出しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ポリエステルのメリット・デメリットをまとめると、以下のようになります。

ポリエステルのメリット

  • 軽くて丈夫で形状記憶性が高い
  • 乾くのが早い
  • シワになりにくい
  • コスパが良い

ポリエステルのデメリット

  • 高温にさらされるとテカリやすい
  • 頑固なシワはすぐには取りにくい
  • 静電気が起こりやすく毛玉ができやすい

今ポリエステルはコットンに変わり、様々なところで使用されることが増えて機能性やコスパも良く、もはや定番素材となっています。

ワイシャツやスーツなどでも需要が高まっており、ホームメンテナンスができる・ストレッチ性が高い・シワになりにくいなど、毎日の生活を快適に過ごすのに欠かせないものとなりました。

ポリエステルのメリット・デメリットをよく知ることで、その機能性を最大限に活かして毎日のファッションを楽しみましょう!