猫じゃらしは食べてはいけない?食べてしまうときの注意点は?

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その名の通り、猫がよくじゃれる猫じゃらし。

しかし、遊んでいる時に愛猫が猫じゃらしを食べてしまった…なんて経験はありませんか?

ここでは、猫が猫じゃらしを食べても大丈夫なのか、そして食べる時の注意点をまとめてみました。

猫じゃらしを食べてしまっても大丈夫?

猫を飼っていると、道端で猫じゃらしを見つけるとつい持って帰ってしまいますよね。

猫じゃらしで目を輝かせて、我を失うほど遊ぶ猫も多いはず!

しかし相当魅力的なのか、遊んでいる最中や遊び終わった後に猫じゃらしを食べてしまうことも。

そんな時は大丈夫か心配になってしまいますよね。

猫じゃらしを食べても平気?

結論から言うと、猫じゃらしは猫が食べても大丈夫!

猫じゃらしはイネ科の植物。

猫は基本的に、イネ科の植物が好きなんだそう。

もし食べてしまっても、猫に有害な成分は含まれていませんので、中毒の心配はありません。

 

食べてしまった場合はどうなる?

 

 もし食べてしまった場合、毛玉と一緒に吐き出されるか、便として出てきます。

好んで食べる割には消化できず(草食動物ではないですもんね)、大体は食べた後には吐いてしまいます。

猫草と同じですね!

 

猫が草を食べる理由として、「毛づくろいでたまった胃の中の毛玉を吐き出すため、草で胃を刺激する」という説があります。

草を食べて毛玉と共に吐き出す姿は珍しくもないのでは?

他にも食物繊維の摂取のため、葉酸に含まれたビタミン摂取のため、と言った説も。

嗜好品として楽しんでいるだけのような気もしますが、そういった理由から猫じゃらしを食べるのかもしれませんね。

 

しかし食べてしまって怖いことになることもあります。

それは次を見てみましょう。

 

猫じゃらしを食べる時の注意点

 

確かに猫じゃらしに有害成分はありませんが、食べてしまう場合の注意点はあります。

それは次の3つのこと。

・ノギ

・丸呑み

・食べすぎ

 

それではそれぞれ詳しくみてみましょう。

ノギ

猫じゃらしの穂先って、なんだかチクチクしていますよね。

それはノギのせい。

イネ科の植物には、実の先端に長い毛をつけるものが多くあり、その毛は芒(ノギ)と呼ばれます。

猫じゃらしもイネ科の植物ですので、チクチクとした毛が生えており、このノギは枯れてくると硬くなります。

 

これを食べてしまうと胃腸に負担をかけてしまうことがあります。

また、草を食べることで喉の粘膜や胃、食道が傷ついてしまう恐れも。

特に胃腸の弱い子猫やシニア猫は気をつけてあげましょう。

 

そしてノギは食べる場合だけではなく、体に付着してしまった時にも注意が必要!

もしノギが皮膚に刺さってしまうと、炎症・化膿を引き起こします。

また目や鼻に刺さってしまった場合には、病院で取り除くしかなくなってしまいます。

そして最悪の場合、ノギが肺や脳などの重要な器官に入り込み、死を招くことも…。

食べてしまった場合はもちろん、皮膚に刺さったものが脂肪や筋肉を通過して、体内深くの肺に到達してしまう事もあるそうです。

とても稀な事ですが、過去には実際にあった事。

できれば猫じゃらしの穂は食べない方が良さそうですよね。

また遊んだ後は部屋を掃除しましょう(穂先がバラバラになりますよね)。

体にノギが残らないようにしっかりブラッシングするのも忘れずに!

丸呑み

仕留めた後にバラバラにして飲み込んだ時は大抵ウンチと一緒に排せつされますが、丸のみしてしまうと病院行きになる事も。

猫はなにか誤飲した時に腸閉塞を引き起こすことがあります。

猫じゃらしの穂は、腸閉塞まではいきにくいですが、丸呑みすると便秘になる可能性があります。

草食動物ではないので、植物を消化する力が弱のです。

元気がなくなり嘔吐を繰り返し、診察したら猫じゃらしの穂が丸々一本詰まっていた、なんて事も。

そんなことになったらかわいそうですよね…。

穂の丸呑みには注意しましょう。

食べすぎ

前項の通り、猫は植物を消化できません。

なのであまり食べ過ぎると腸に詰まってしまうこともあり、稀に開腹手術が必要になることがあります。

また胃腸の弱い子や子猫、シニア猫だと、葉を食べた結果吐きすぎてしまい、体調を悪化させてしまう子もいます。

食べ過ぎには十分注意し、すぐに捨てるなどして猫じゃらしの放置は避けましょう。

猫草として猫じゃらしを与える事もあるかもしれませんが、あげすぎには注意が必要です。

毛玉の吐き出しが気になる方は、代わりに市販されている毛玉対策サプリメントなども検討してみましょう。

まとめ

 

いかがでしたか?

ここでは猫が猫じゃらしを食べてしまっても大丈夫か、また猫じゃらしを食べてしまった時の注意点をお話しました。

 

猫が元気に遊ぶ姿はとてつもなくかわいいものですが、一緒に過ごしていると心配事も尽きないことと思います。

毎日元気に過ごせるよう、万が一の事故には気を付けてあげたいものですね。

 

それでは今回の話をまとめてみたいと思います。

・猫じゃらしは基本的に食べても大丈夫

・食べた場合は通常吐き出すか、便と一緒に出てくる

・ノギや丸呑み、食べすぎに注意

 

これを覚えておいて、楽しく猫じゃらしで遊んであげてくださいね♪