- 「猫のカリカリとウェットフードを混ぜるのはあり?」
- 「ウェットフードってどんな時にあげるの?」
猫のごはんといえばカリカリのドライフードですが、缶詰やパウチに入ったウェットフードと呼ばれるものもあります。
そこで今回は猫のカリカリとウェットフードを混ぜてもいいのかどうかと、ウェットフードのメリット・デメリットについてまとめました!
記事の後半ではミックスフィーディングについてもご紹介します♪
猫のカリカリとウェットフードを混ぜるのはあり?
結論から言うと、猫のカリカリとウェットフードを混ぜるのは、カリカリの食いつきが悪い時のみ「あり」です。
猫は飽きっぽい性格のため、常に同じカリカリを食べているとだんだん飽きて食いつきが悪くなる時があります。
そんな時にウェットフードを混ぜると食いつきが良くなることがあります。
また、高齢の猫で噛む力が弱ってきている場合は、ふやかしたカリカリと一緒にウェットフードを与えると食べやすくなります。
猫のカリカリとウェットフードを混ぜるときの注意点
猫のカリカリとウェットフードを混ぜるときの注意点は2つあります。
- 1日の給餌量の目安を守る
- 一般食(間食)と表示のあるウェットフードにする
カリカリとウェットフードを混ぜる場合、ウェットフードのパッケージに給餌量の目安が記載されていますので、与えすぎないように注意しましょう。
また、総合栄養食のカリカリに総合栄養食のウェットフードを混ぜてしまうと、栄養が偏ってしまうため、一般食を選びましょう。
猫のウェットフードのメリット・デメリット
猫のウェットフードのメリット
猫のウェットフードのメリットは3つあります。
- 水分補給になる
- 未開封での長期保存ができる
- 種類が豊富で食いつきがいい
水分補給になる
ウェットフードはその名の通り、約7〜8割が水分で構成されています。
そのため夏場の熱中症予防や、自分で水を飲みに行かなくなった老猫などに最適です。
未開封での長期保存ができる
ウェットフードは缶詰、パウチ、アルミトレイに入っている商品が多いため、未開封での長期保存が可能です。
カリカリよりも賞味期限が長いため、災害時の非常食としても便利です。
種類が豊富で食いつきがいい
ウェットフードはカリカリよりも種類が豊富です。
例えば、同じまぐろ味でもカツオスープやホタテスープなど風味が違うものもあります。
さらにカリカリに比べて魚や肉のにおいが強いため、においに敏感な猫の食いつきが良くなります。
猫のウェットフードのデメリット
猫のウェットフードのデメリットは4つあります。
- カリカリよりも割高でコスパが悪い
- 噛む力が養えない
- 歯石がつきやすい
- 開封後の長期保存ができない
カリカリよりも割高でコスパが悪い
ウェットフードはカリカリよりも内容量やカロリーが少なく、1個あたりの値段も割高となっています。
そのため、1日に必要な栄養素をウェットフードのみで摂るためにはかなり高額になってしまいます。
ウェットフードだけを主食として与えるのではなく、カリカリの補助としてたまに使うのがおすすめです。
噛む力が養えない
カリカリに比べて食感が柔らかく、噛まずに飲み込めてしまうため、噛む力が養えません。
高齢の猫や食欲がない猫にはウェットフードが適していますが、健康な成猫にウェットフードだけ与えるのはおすすめできません。
歯石がつきやすい
カリカリに比べて歯の隙間に食べかすが残りやすいため、歯垢が残り、歯石がつきやすくなってしまいます。
猫の歯石をとるためには、動物病院で全身麻酔をかけての作業となり、猫の体に負担がかかります。
歯垢・歯石は歯周病の原因にもなるため、日頃から歯磨きでケアをしてあげましょう。
開封後の長期保存ができない
ウェットフードは水分が多いため腐りやすく、カリカリのように開封後に長期保存することができません。
どうしても保存する場合はお皿に移してラップをかけて冷蔵庫に入れ、翌日までには使い切るようにしましょう。
また、食べ残しをそのまま置きっぱなしにしていると傷んでしまうため、食べ残しは4時間以内には片付けましょう。
猫のカリカリとウェットフードを混ぜるならミックスフィーディング
「ミックスフィーディング」とは、カリカリのドライフードとウェットフードを組み合わせた食事スタイルのこと。
愛猫の水分摂取量を増やしたい時におすすめの方法です。
猫の水分補給のためには、飲み水を新鮮に保つ、水の置き場を増やすなど様々な方法がありますが、ちゃんと飲んでくれるかは猫次第。
ミックスフィーディングで毎日1袋のウェットフードを与えることで、1日に必要な水分量の3分の1を食事でカバーできます!
ミックスフィーディングの与え方
ミックスフィーディングでは、カリカリとウェットフードを同じお皿で混ぜて与えるのではなく、別のお皿で分けて与えます。
時間のない朝は出しっぱなしにできるカリカリを与えて日中好きな時に食べてもらい、夜はウェットフードを与える方法がおすすめです。
ミックスフィーディングの注意点
ミックスフィーディングの注意点は2つあります。
- カリカリとウェットフードは同じ種類のフードにする
- ウェットフードのカロリー分、カリカリの量を減らす
カリカリとウェットフードは同じ種類のフードにする
カリカリとウェットフードを異なる種類にしてしまうと、栄養バランスが偏ってしまいます。
カリカリの食いつきを良くするためには一般食(間食)のウェットフードをおすすめしましたが、ミックスフィーディングの場合はウェットフードだけで栄養を摂るために総合栄養食のウェットフードを選びましょう。
ロイヤルカナン、ピュリナワンなどがミックスフィーディング用のカリカリとウェットフードを販売しています。
ウェットフードのカロリー分、カリカリの量を減らす
ミックスフィーディングでは総合栄養食のウェットフードを与えるため、そのカロリー分カリカリの量を減らさないと1日の給餌量が多くなってしまいます。
肥満防止のためにも1日の給餌量の目安は守るようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
猫のカリカリとウェットフードを混ぜるのは、カリカリの食いつきを良くしたい時におすすめです。
ただしその場合は一般食(間食)のウェットフードを選びましょう!
また、水分摂取量を増やすためのミックスフィーディングを行う場合は、総合栄養食のウェットフードとなります。
カリカリとウェットフードを同時に与える目的によって、ウェットフードの選び方が異なるのでお気を付けください!