- 「猫のふみふみって可哀想なの?」
- 「なんでふみふみしてるの?」
猫が両前足を交互に動かすふみふみ。
とっても可愛いので飼い猫にふみふみしてもらえたら嬉しいですよね♪
しかし猫のふみふみは可哀想という意見を聞いたことがある方もいるはず。
そこでこの記事では猫のふみふみが可哀想なのかどうか、ふみふみする理由についてまとめました。
また、記事の後半ではふみふみしない猫についてもご紹介します!
猫のふみふみは可哀想?
猫のふみふみは母猫から母乳をもらう時の仕草です。
そのため、猫がふみふみしていると「母猫が恋しいんだ……」と切ない気持ちになり、可哀想!と思う人も多いようです。
しかし、ふみふみをするのは母猫が恋しい時だけではありません。
飼い主さんの体にふみふみしてくる場合は、いつも優しい飼い主さんをお母さんだと思って甘えているのです。
眠い時や嬉しい時にもふみふみするので、そこまで可哀想と思う必要はありませんよ♪
猫がふみふみする理由と注意点
猫がふみふみする理由は4つあります。
- リラックスしたい
- マーキング
- マウンティング(オス)
- お尻のにおいを嗅いでほしい
リラックスしたい
猫は眠たい時や嬉しい時にもふみふみします。
ふみふみすることでリラックスすることができるので、そのまま気持ちよく眠りにつくことができます。
愛猫がふみふみしていたら、眠いのかな?と思って暖かく見守ってあげてくださいね♪
マーキング
猫は自分のにおいを擦り付けて自分のものだとアピールする習性があります。
ふみふみすることで、唾液や肉球から出るにおいを擦り付けてマーキングしているのです。
飼い主さんの体や服にふみふみをしてくれた場合、とても信頼されて愛されている証拠と言えます。
飼い主さんに自分のにおいを付けようと頑張ってふみふみしていると思うと、とっても可愛くて幸せですよね♪
マウンティング(オスの子猫)
オスの子猫は発情期が始まる前に交尾の練習としてのふみふみをする場合があります。
交尾の練習の意味のほか、自分を強く見せたい!というアピールとも言われています。
発情期が始まる前の4ヶ月程度のオスの子猫に見られる行動ですが、まだ小さな子猫が突然マウンティングをするとびっくりしてしまいますよね。
でもまだ小さな子猫なのに、自分を強く見せるためにアピールしていると思うととっても可愛いです!
立派な大人になるための行動なので、びっくりしても暖かく見守ってあげてくださいね。
お尻のにおいを嗅いでほしい
猫のふみふみといえば前足ですが、後ろ足でふみふみをしている場合はお尻のにおいを嗅いでほしい時です。
主に発情期中のメス猫に見られる行動ですが、稀にオス猫にも見られるようです。
メス猫が後ろ足でふみふみしていたら発情期がきたのかもしれないので、発情期が終わるまで見守ってあげましょう。
毛布を噛みながらふみふみしていたら注意!
猫が毛布を噛みながらふみふみしているときは要注意です。
これは「ウールサッキング」と呼ばれる行動で、母猫の母乳を吸うイメージで毛布を噛んでいるのです。
しかし、毛布を噛んでいると毛布の繊維などを飲み込んでしまう可能性がありとても危険です。
毛布の繊維を飲み込んだ場合、小さいものであれば排泄や嘔吐で排出できますが、最悪の場合は胃腸に溜まって開腹手術で取り出す必要が出てきます。
「ウールサッキング」は母猫を恋しく思っての行動なので少し可哀想ですが、愛猫のためを思ってやめさせるようにしましょう。
ふみふみしない猫もいる?
とっても可愛い猫のふみふみですが、全ての猫がふみふみするわけではありません。
ふみふみしない猫の特徴は2つあります。
- 母猫の乳離れができている
- 自立してしっかりした性格
母猫の乳離れができている
母猫は子猫が小さい頃は母乳を飲ませますが、子猫が生後3ヶ月を過ぎたあたりで「もう母乳はあげないよ」と猫パンチをして子猫を止めるようになります。
生後3ヶ月を過ぎた子猫は歯も生えてきて母乳以外も食べられるようになり、母乳だけでは栄養が不足してくる時期です。
この時にしっかり「もう母乳はもらえない」と理解して乳離れができた猫は、成長してもふみふみをすることはないと言われています。
ペットショップなどで販売されている子猫は小さいうちから母猫と引き離された子が多く、成長してもまだふみふみしてしまうようです。
自立してしっかりした性格
野良猫出身など、自立してしっかりした性格の猫はふみふみをしないと言われています。
反対に、完全室内飼いで甘えん坊な性格の猫はふみふみすることが多いようです。
もしも野良猫出身でしっかりした猫が飼い主さんと暮らすにつれて甘えん坊になってふみふみしてくれたら…と思うととっても可愛いですね♪
まとめ
いかがでしたか?
猫のふみふみは可哀想!という意見もありますが、猫がふみふみするのは母猫が恋しい時だけではないので、そんなに可哀想に思う必要はありません。
むしろ飼い主さんのことを母猫のように思ってくれている信頼と愛情の証として可愛がりましょう♪
ただし猫が毛布を噛みながらふみふみするウールサッキングをしている場合は要注意です!
毛布の繊維を飲み込んでしまい、最悪の場合胃腸に詰まって開腹手術となってしまうためやめさせるようにしましょう。
愛猫がふみふみしていたら、可愛がりつつ毛布を噛んでいないか注意して見てあげてくださいね♪