- 「子どもができた芸能人を見ると、みんな幸せそう…」
- 「いつもニコニコしていて、楽しそうで、穏やかに時が流れていくんだろうな」
- 「わたしもあんな家庭を作りたい!」
そんな理想を胸に子どもを産んだのに、いざ生まれてみると、理想とはかけ離れた生活で疲れはピーク。
産後、思った通りに動いてくれない夫への不満や慣れないことの連続で、イライラが止まらない…
子育て中のママさんたちにはそんな方も多いのではないでしょうか。
かく言うわたしもその1人でした。
そんなわたしが自分の経験を踏まえて、イライラしてしまうときの対処方法をお伝えしようと思います。
今子育て中のイライラに悩んでいたり、自分のイライラに自己嫌悪している人は、ぜひ参考にしてみてください。
子育てや育児にイライラした時は?イライラ対処法【ストレス発散法】
わたしが実践していたイライラの解消法は大きくわけて4つです。
- 実家を頼る
- 友達と会う
- 一度子どもと離れる時間を作る
- 疲れているときは家事より子どもを優先
- YouTubeで他のママさんを参考にする
1つずつ詳しくお話ししていきます。
子育てのイライラの対処法①|実家を頼る
幸いわたしは実家が自宅と同じ市内だったので、どうしても疲れた時は父や母に子どもをお願いして少し休ませてもらっていました。
この間にふだん子連れではできないようなこと、
- 美容室に行く
- 買い物に行く
など、少しリフレッシュする時間を作っていました。
子育てのイライラの対処法②|友達と会う
「子連れでもいいよ!」と言ってくれる友人が周りに多く、子どもを一緒に連れてランチやお茶に出かけられたのも良い気分転換になりました。
やはり「外で他人と話す」という行為は気が晴れやすく、さらにそれが仲の良い友人だと、話せたことで気分がスッキリと落ち着くこともあります。
子育てのイライラの対処法③|一度子どもと離れる時間を作る
子どもが原因もわからず泣いていてつらかったとき、少しの間だけ夫に預けて1人で出かけたりしました。
- 子どもは気分が変わる
- 夫はお世話が身につく
- 自分も気持ちに整理ができる
など、わが家にとってはメリットが多かったと思います。
また、使えるのであれば、
- 行政のサービス
- ベビーシッター
- 保育園
などを利用するのもよいと思います。
わたしは産休明けで仕事に復帰したため、日中は保育園に預けていました。
離れている時間が長い分、子どもといられる時間が貴重になるため、子どもが泣いてしまったとしても落ち着いて向き合ってあげられるようになりました。
子育てのイライラの対処法④|疲れているときは家事より子どもを優先
親が「今日は疲れてるな」というときに限って、子どもはなぜか、いつもよりワガママだったり、カマってカマってなことありますよね。
でも気づいたら家事の方を優先していて、子どもに「ちょっと待ってね。」ばかり言っていませんか。
こうすると余計に子どもは「かまってほしい!遊んでほしい!気づいてほしい!」ってなります。自然なことです。
もちろん親には、やらなきゃいけない家事が無限にあります。
ですが、ここで思い切って家事の手をとめるんです。
そして、「今話したいんだ!遊びたいんだ!」という子どもの気持ちに応えることを優先してみてください。
話を聞いてあげたり、少しだけ遊びに付き合ってみましょう。
するとどうでしょう。
話を聞いてもらった子どもは満足して、コロッとわがままを言わなくなったりします。
そうしたらここで、「お母さん、少し〇〇してくるね。」と声をかけるんです。
我が家では定番化している、疲れているときの家事と子ども相手の両方を満足させる方法です^^
子育てのイライラの対処法⑤|YouTubeで他のママさんを参考にする
ここで、現役3児のママさんの動画をご紹介します。
イライラの解消法をとても具体的にお話してくれているので、今まさに悩んでいる人は早速取り入れられると思います。
- イライラした時に子どもに気づかれないように取っていた対処法
- 子どもが泣くことが楽しみに変わる方法
- ママさんのイライラと向き合う姿勢に共感
- ママとしてのあるべき姿との葛藤に共感
- 「ママはがんばっている」というストレートさに共感
わたしの子育てのイライラ原因3つ
ここからは、子育て中にイライラしてしまう原因を考えてみましょう。
みなさん生活が違うので場面は様々ですが、
- 1人で朝から夜遅くまで子どもを見ていないといけない(ワンオペ育児)
- 時間に追われてしまう(お仕事ママ)
など、自分に余裕がないとイライラしてしまいますよね。
「早く洗濯物を片付けたい、やっと片付いたのに、畳んだ洗濯物をぐしゃぐしゃにされてしまった!」イライラ
「ジュースやお茶をこぼしたり、キレイに片付けた部屋もあっという間に散らかってしまう!」イライラ
食事の準備や後片付けも、朝昼晩やっていると「本当に大変!もうイヤだ!」イライラ
当然です!
このイライラをできるだけ繰り返さないように、育児中にイライラした原因は何だったのか?について、わたしの場合の原因を5つにわけてお話したいと思います。
- 赤ちゃんに言葉が通じない
- 家事をする暇がない
- 夫が気持ちを理解してくれない
- 自分が疲れている&イライラしていることに気づけない
わたしの産前・産後
イライラの原因についてお話する前に、わたしの産前産後についてかんたんにお話しします。
夫と結婚して3年が経過し、「子どもが欲しい!」と思って不妊治療も経験しました。
そしてやっと念願の妊娠。
つらい妊婦生活にも耐えて、やっと会うことのできた愛しい我が子。
それなのに育児は思った通りには行かず、不慣れなためになんで泣いているのかもわからない。
産前と変わらない生活をする夫の行動にもいちいち腹を立てたりもしました。
イライラの原因①|赤ちゃんに言葉が通じない
「赤ちゃんだから言葉が通じないのは当然だろう」と頭ではわかっていても、つい「なにがイヤなの!?」と怒鳴ってしまったことがありました。
赤ちゃんからすれば、こちらに意思を伝えようにも伝える手段が「泣く」ということでしかアピールできない。
それはわたしも重々理解しているつもりでした。
けれど親も1人の人間。
やはりひとの泣き声は耳障りだと感じるものです。
そう思いたくはないのについ「うるさいなぁ…」と声に出てしまったこともあり、イライラと自己嫌悪を繰り返していました。
イライラの原因②|家事をする暇がない
「子どもが寝ている時間に一緒に寝たらいいじゃん」という人の多さ!
うちの夫もこう言っていました。
ですが、実際に子どもが寝ている時間に一緒に昼寝をしてしまうと家事が片付きません!
家事が片付かない、すなわち荒れた状態の家で過ごすということになります。
それもわたしにとってはストレスでした。
イライラ原因③|夫が気持ちを理解してくれない
うちの夫は比較的家事・育児に協力的な方でした。
だから肉体的な負担は少し軽減されていたのですが、その分精神的につらいことが多かったように思います。
父親は母親と違い、24時間育児をすることはありません。
そのため、言葉が通じない上に産後の情緒不安定が重なってイライラする…という気持ちを理解できないようで、
「相手は赤ちゃんなんだからそんなに怒るなよ~(笑)」
と言われて夫婦喧嘩に発展することもしばしばありました。
そのたびに、
「ほかのママさんはみんなニコニコ育児しているのに、なんでわたしはイライラしてしまうんだろう…」
「こんなことを思うのはわたしだけなのかな?」
と考えたりもしました。
イライラ原因④|自分が疲れている&イライラしていることに気づけない
どんなに元気なママも参って当然!
子育て中の嫌なことは、それ自体は小さなことなのですが、それが重なって大きなイライラになります。
1日では処理しきれないことを次の日にひきずって、次の日は次の日でまた別のハプニングが起こり、それが夜まで続く、、。
これではどんなに元気が自慢のママでも参ってしまいます。
できるだけ早く切り替えないと、たまったイライラが爆発します。
「全部投げ出したい気分になる」なんてことにもつながりかねません。
今、自分に精神的ゆとりのないことを理解する
そんな疲れて参っている自分を、忙しいあまり自覚できず、「みんな同じだし、こんなの普通だよね」と勝手に「疲れてない」ことにして終わらせていませんか?
これ、わたしもよくやってしまっていました。
わたしの場合、一時的には良かったのですが、結局疲れを溜め込んでしまって後で爆発!ということが多かったです。
こうならないためにも、「今の自分は普通じゃない状態」であることに「早く気づく」ことが大事です。
そしてイライラしている自分を認めて許してあげる
ママやパパだってひとりの人間で、感情もあるわけです。
それなのに、「いつもママが笑っていなきゃいけない」そんな言葉に自分の首を絞めてしまっていませんか?
イライラしてしまう日があっても仕方ない。
「自分を認めて許してあげること」も大切なポイントです。
むしろ、自分こそがもっとも自分をよく知っていて、優しくしてあげられる存在のはずです。
周りが認めてくれるかどうかは関係ありません。
子育てママさんパパさんのリアルな声
イライラして子どもに当たってしまう。最低な母親だ。上手に子育て出来てない。こんなママでほんとにごめんね。
— あきめぐ¨̮⑅*2y6m(🎀)5m(🎀) (@komachikoruuu) April 19, 2020
寝る前に、子供は絵本、私は宮台真司の「ウンコのおじさん: 子育て指南書」を毎日読んでる。いつも1日の終わりに思い出すために。子育ては頭でわかっていても感情にふりまわされて出来ないことが沢山ある。かまいすぎ。イライラや妄想・つまらん願望がこどもにいってないか。反省・自戒をするために。
— 途中下車ぶらり@シンパパ (@uecoeco) April 24, 2020
友達の嬉しい報告を聞いて、改めてママがんばらなきゃなって思いました(^^)
最近ベビーのffの泣き声や自分のちょっとしたミスにイライラしちゃうことが多いので、切り替える方法を見出さなければ。とりあえず笑顔。とりあえずハグ。#子育て— クッキー (@W1gB7U6KFQonLmD) April 25, 2020
「赤ちゃんについイライラ…」は仕方のないこと!
「赤ちゃんは泣くのが仕事」と言われているくらい、泣くことはごく自然なことです。
ただ、子どもの泣き声ってボリュームも大きくて響くので、ずっと泣かれていたらこちらも徐々に参ってきてしまいます。
同じ月齢の子を持つママさんたちとお会いして話すと、「自分の子の鳴き声を“耳障り”とすら思っちゃう…母親失格だ…」なんて声をよく耳にします。
わたしもそう思ったことが多々あります。
赤ちゃんが言葉を理解していないこともわかっているのに、つい声を荒げてしまったりするんですよね。
そしてこれまでに声を荒げたことなんてなかった自分が、我が子にそうしてしまった事実に自分が驚き困惑してしまいます。
わたしはそのたびに反省と後悔を繰り返し、自己嫌悪に陥ったりもしました。
ですが、本当はそんなこと思わなくてもいいんですよ!!
自分と赤ちゃんは血が繋がっていようとも別個体です。
そのため、泣き叫ぶ声が耳障りと感じてしまうのも仕方ないこと。
それによってイライラしてしまうのも仕方がないのです。
子育てのイライラが止まらないのは「愛の大きさ」ゆえ
この記事を書くにあたり、人一倍イライラしてきただろうわたしなりに「どうして子育てのイライラは止まらないのか」を真剣に考えてみました。
子育ては24時間、人の命の責任を持つこと
子どもを育てるということは、1人の人間の命に責任を持つということです。
つまり、世の中のすべてのママさんパパさんは、この「命に責任を持つ」という大変なことと毎日向き合っているわけです。
その大変さは、ママさんパパさんの睡眠1つをとってもわかります。
なぜ睡眠をしっかりと取ってぐっすりと眠ることができないのか。
それは24時間、寝ている時でさえも子どものことを考えて気を張っているからです。
すると徐々に肉体的な疲れがたまっていき、それがメンタルにも影響を与えていきます。
ふだんは気にしないような小さなことでイライラしてしまったりします。
結局、我が子に対する愛
どうしてこんなにも大変なことと毎日向き合えているのか?
それはそこに疑う余地のない愛があるからではないでしょうか。
わたしもイライラしている時は、そんなことは“きれいごと”として気づこうともしませんでした。
ですが、育児に向き合っていられる原動力はなにかを考えてみたところ、結局「自分の我が子に対する愛」だと気付きました。
そして「自分の愛が大きければ大きいほど、このイライラとつき合っていかなければいけないんだ」とわかると、イライラそのものはなくならなくとも、自分のイライラを許せる気持ちになりました。
まとめ
子育てにイライラは付きものです。
自分の子どもとはいえ、自分とは別個体の人間。
思い通りにいかないことは当たり前ですし、思い通りにいかせようとすることの方が無理ってものです。
それで自分を責める必要はないとわたしは思います。
イライラしてしまうのは当然のことと割り切って、そのイライラを許したり、イライラをうまく発散してため込まないようにするなど、イライラとの付き合い方の方が大切です。
そして疲れを軽減するには、他人の協力も不可欠。
わたしの体験が、ストレス発散の手がかりになると嬉しく思います。