子どもを叱ったあと、子どもの寝顔を見てちょっと後悔した経験はありませんか?
わたしは幼児教育の講師をしていた15年間、毎日のようにお母さんたちからこんなお悩みを聞いていました。
「子どもはかわいいんだけど、イライラしてしまって泣けてくる」とか
「怒鳴ってばかりで子育てを楽しめない」など。
わたし自身も2人の子どもを育てている母なので、言うことを聞かない子どもたちに自分の感情を押さえられなくて怒鳴ってしまったことが何度かあります。
で、怒鳴ってしまった後に、ものすごく後悔するんですよね。
そこでこの記事では、育児でイライラする原因と解消法についてお話したいと思います。
すぐに試せる方法なので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
Contents
なんで?子育てでイライラする具体的な原因
育児のイライラって、いろいろあり過ぎて自分でも何が原因でイライラしているのか分からないのが困りものです。
例えば、次の4つなんかがありますよね。
- イライラ原因①/子どもがご飯を食べてくれない
- イライラ原因②/子どもが言うことを聞かない
- イライラ原因③/1人の時間がない
- イライラ原因④/全体的に時間が押していて忙しいとき
イライラ原因①/子どもがご飯を食べてくれない
すごく時間をかけて作った離乳食を口から「べーっ」て出したり、口の中に手を突っ込んでかきだしたり。
スープやみそ汁をテーブルから床にこぼしたときは「ウォォォォォォォ~~!!」ってなりますよね。
わが家の場合は、ちょっと目を離したすきに、一口大のお好み焼きを床に捨てて遊んでる時もありました。笑
ちょっと手をかけて作っている分、離乳食をちゃんと食べてくれないことはモヤモヤの温床となりがちです。
「周りの子はよく食べるのに、なんでうちの子は食べないんだろう」と感じたことがある人は多いのではないでしょうか?
イライラ原因②/子どもが言うことを聞かない
魔の2歳児なんて言葉があるけれど、わたしは「悪魔の時期」と呼んでいました。笑
「お散歩行くからおもちゃ片づけて」って言っても
「いやだ!!もっと遊ぶ!」
「じゃぁお散歩いかない?」
「やだいく!!!」
「じゃぁ片づけて?」
「いやだいやだ、片づけしない!!」
もぉぉぉ何なの!何がしたいの!!と。
特に最近は2歳児になるよりもっと早くから、このイヤイヤ期が来ている気がします。
何1つ親の思い通りにいかないこの時期は、ものごとに必要以上に時間がかかってイライラの原因となりやすい時期だと思います。
イライラ原因③/1人の時間がない
ホントに子育てって1人の時間が取れないんですよね。
働くお父さんは1歩家を出たら1人になれるけど、子育て中のお母さんは1日中24時間ずーっと子どもと一緒です。
ずっと誰かと一緒にいなくてはならないって、たとえわが子であってもしんどさがあります。
「子どもが寝ているから静かに起きてコーヒーでも飲もうかな?」なんて思ったら
「ママ――――!!」というコール。
夜、やっと子どもが寝たから、1人でテレビ見ようかと思ったら旦那から「帰るコール」が来たりして。
お母さんが1人の時間を持てないことでイライラする場合は、原因は子どものようで子どもではありません。
自分の疲れから来るイライラなんです。
これ、わたしもそうでしたし、他のママさんたちも1人の時間が持てないことによるイライラに悩まされています。
イライラ原因④/全体的に時間が押していて忙しいとき
「この後に大事な予定がある」
「この時間までにこれを終わらせなくてはいけない」
「全体的に家事が後ろ倒しになっている」
など、時間に追われているときや忙しいときは、子どもにイライラしてしまいがちです。
反対に時間に余裕がある時って、ちょっとした子どもの甘えにも優しくできたりしませんか?
時間に追われていることから来るイライラも、原因は子どものように見えて子どもではありません。
事前に忙しいことがわかっている場合は、早めに動き始めるようにするなど、親がコントロールできることはできるだけコントロールしましょう。
そうすると子どもがぐずっても子どもと向き合う時間を持てるので、結果として子どもも言うことを聞きやすい気がします。
この忙しいイライラについては、芸能人のくわばたりえさんがブログでわかりやすくお話しているのでぜひ読んでみてくださいね。→イライラ解消法。
子育て中のイライラ解消法3選
自分の子育ての経験と幼児教育をしていた経験から、わたしが子育てのイライラ解消で大事だと思うのはつぎの3つです。
- 子育てのイライラ解消法①/マニュアル通りにはいかないと諦める
- 子育てのイライラ解消法②/「~なきゃいけない」をやめる
- 子育てのイライラ解消法③/周りの目を気にしない
子育てのイライラ解消法①/マニュアル通りにはいかないと諦める
現代はネット、育児書、ママ友、メディア・・・いろんなところから育児の情報が耳に入ってきますよね。
でも十人十色です。
いろんな性格の子ども、育った環境もみんな違うわけなので、そんな情報に自分の子どもを当てはめようと思うのが無理なんです。
情報を仕入れるということは大事なことだと思うけれど、それが全てではありません!
マニュアル通りにいかなくたっていいじゃない。
ごはん食べなくたっていいじゃない。
子どもだって人間だもの、おなかすいたら何か食べるから。
スーパーでひっくり返ったら、泣かせておけばいいじゃない。
周りの人が笑ってみていたっていいじゃない。
コーヒー飲もうと思っているときに子どもが起きたら、ほっといてコーヒー1杯飲んだらいいじゃない。
いいお母さんになろうと思わなくていいんです。
みんなが育児書通りにいったら同じような人間ができ上がってしまって面白くないですよ。
子育てのイライラ解消法②/「~なきゃいけない」をやめる
今、あなたがストレスを抱えてしまったり、イライラしてしまうのは、一生懸命がんばっているからなんですよね。
- いいお母さんにならなきゃいけない。
- ちゃんとした子どもを育てないといけない。
- みんなに迷惑をかけてはいけない。
でも、そんなこと考えなくていいんじゃないですか?
だっていいお母さんの基準って誰が決めるの?
ちゃんとした子どもってどんな子ども?
人の命にかかわること以外の迷惑なんて大したことないんじゃないかな?
「~なきゃいけない」っていうのを捨ててみると、もっと楽になりますよ。
子育てのイライラ解消法③/周りの目を気にしない
結構、周りの目にとらわれているお母さんは多いのではないでしょうか?
ご近所の方の目。お姑さんの目。実母の目。ママ友達の目。
確かに人の意見を聞くというのは大事だと思うけれど、結局この人たちは自分の子どもの責任は取ってくれません。
今はマウントを取りたがるママ友も多いと思います。(お姑さんもかな?)
「うちの子、もうおむつ取れたよ」とか「もう話せるようになったよ」とか・・・
そんな、早い遅いは関係ないです。
一生おむつでいる人なんていないし、問題が無ければ必ず話せるようになります。
そんなマウントとるような人の話は聞き流しましょう。
お姑さんの中にも
「●●くん(旦那の名前)はよく食べて大きく育ったんだけどね~」
「わたしはもっとおいしい離乳食作ったけどね」
などと言う人もいるかもしれません。
ですがそんな場合は「はいはい」といって聞かなきゃいいんです。
人の目を全く気にしないというのは難しいかもしれませんが、
「あー。またなんか言ってるな~」
と聞いたり、見たりすればいいのです。
あなたらしさ、あなたの子らしさがあって当然なんですよ。
がんばっているあなたを褒めてあげて
さいごに、子育ては本当に大変。
でも、子育ての期間ってあっという間ですよ。
すぐ大きくなって、女の子なら一緒にお洋服を買いに行ったり、スイーツを食べに行ったり、お友達のような親子関係になれます。
男の子はいつまでも本当に優しい。
お母さんを守らなくちゃという気持ちが人一倍強いので、買い物いったら重い荷物を自然に持ってくれたり、帰りが遅いと心配してくれたり。
いつの間にか頼もしくなります。
今はきっと子育てに必死でそんな未来があるなんて想像できないと思います。
でも必ず来ますよ!楽しみにしていてくださいね。
それまでの大変な子育ての期間は、自分のことをダメな母親だななんて思わないで、
「今日も1人でよくがんばったなぁ」
「今日は昨日よりイライラしなかったな。我慢できたな」
と小さいことでも自分をほめてあげてください。
1日の最後に甘いものを食べるなど、小さな楽しみを見つけてくださいね。
あなたは1人じゃないですよ。
みんなも悩みながらがんばっていますし、わたしもいまだに悩むことがあります。
一緒に子育てがんばりましょうね!