「本厄と後厄はどっちが悪い?」「厄除けと厄払いの違いって?」「厄年に持つと良いものってあるの?」
厄年が近づくといろいろと気にしてしまうもの。
本記事では本厄と後厄はどっちが悪いのか、厄除けと厄払いの違いについてを解説します(^^)
さらに厄年に持つと良いアイテムについても調べちゃいました!
本厄と後厄はどっちが悪いのか
まず本厄と後厄はどっちが悪いのか・・・
実はどちらかがすごく悪いということではないんです!
『本厄』っていうくらいだからきっとすごく悪い厄がつくだろうとか、『後厄』って一番最後に来る厄だから悪そう・・・って思いますよね。
ここからはどちらが悪いとは言い切れない理由を大きく3つに分けて解説します。
- 厄年に科学的根拠はない
- 心身の不調が出やすいタイミング
- 厄年は『役年』という説も
①厄年に科学的根拠はない
日本では厄年がいつからあったか知っていますか?
厄年の概念としては平安時代からあったそうです。
その時代では中国や朝鮮半島の行事・風習を積極的に取り入れていて、厄年もその中の1つだったとか。
そこから時を経て江戸時代には現代の形の厄年に定着したと言われています。
平安時代や江戸時代から科学的根拠が証明されていて悪いことが起きる、ということは考えられないですよね。
毎年同じ年齢の人だけに疫病が流行ったとか、その年齢になると身内に不幸が重なるなどの歴史は探しても見つかりませんでした。
厄年の起源は語呂合わせが悪いという説もありますが、こちらも科学的根拠はないですよね。
②心身の不調が出やすいタイミング
男女で差はあるものの、厄年がまわってくる年齢は決まっています。
数え年で男性は25歳・42歳・61歳、女性は19歳・33歳・37歳となっていて、それぞれ2回目の厄年は『大厄』と呼ばれるほど災難に遭いやすい年だと言われています。
この大厄あたりの年齢、男性は仕事で昇進したり重要なポジションに配置されやすい、女性も仕事で重大な局面を迎えたりライフスタイルが大きく変わったりするタイミング。
そのほかの年齢でも何かしらの転機を迎える場面が多いのではないでしょうか。
様々な環境の変化や身体の変化がメンタル面に大きな影響を及ぼして、心身の不調が出やすくなるということですね。
③厄年は『役年』という説も
厄年が語呂合わせで悪いとされているならば!こんな考え方もありではないでしょうか♪
女性は一九歳、男性は二五歳で、一人前の大人としての「お役を担う」。
女性は三〇代、男性は四〇代で、世の中の中堅としての「お役を担う」。
女性は出産、子育てという大役も担いますから、三〇代は重責です。
そして男性は六〇代で、年長者としての「お役を担う」
出典:https://diamond.jp/articles/-/74642
もしかしたら元々は「厄年はお役を担うから体調を崩してはいけない、崩さないように気をつけましょう」となっていたのが、いつしか「災難に遭いやすい」と認識が変わってしまったのかもしれません。
長い時間をかけて解釈が徐々に変わっていくのはよくある話だから納得してしまいますね。
要は本厄も後厄も気持ちの問題で良くなるかもしれないし、悪くなるかもしれないってことですね。
でもやっぱり『厄』という文字が入ってるから、気になって神社やお寺に行きたくなりますよね。
そこで「厄除け?厄払い?なにが違うの?」と迷ってしまう人のために次の項目で解説します!
厄除けと厄払いの違い
いざ厄除けしたいなぁ、厄払い行きたいなぁと思っても分からないことだらけ。
筆者も分からなかったポイント3つはこちら!
- 厄除け、厄払いの違い
- 初穂料の目安とは
- 時期や服装ってどうする?
①厄除け、厄払いの違い
厄除けは『災厄を寄せ付けないようにする』ことが目的で、神社でご祈祷をしてもらいます。
厄払いは『自分の中の災厄を祓ってもらう』ことが目的で、お寺でご祈祷をしてもらいますが神社で受けることもあります。
目的によってご祈祷を受ける場所が変わってくるんですね!
厄年のご祈祷では神社でもお寺でもどちらでも良いそうですが、特にこだわりのない方は地元の氏神様のところでご祈祷してもらうのも良いと思います♪
②初穂料の目安とは
初穂料(はつほりょう)とは、ご祈祷をしてもらう際に『神様に奉納するお金』として納めるものを言います。
昔はお金ではなく、年初めに取れた稲穂を収めていたことから「初穂料」と呼ばれているそうです。
この金額の目安は一般的に5000円~となっています。
しかしその神社やお寺で変わってくるそうなので1度電話やHPで確認したほうが安心ですね(^^)
また初穂料の金額の違いによって、授与してもらう御札に違いがあるところもあります。
ですが金額が多いほうが効果がある!なんてことはないと思いますので、無理しない範囲で用意するのがよさそうです。
ちなみに初穂料を収めるときは裸の現金でも受け取ってもらえるそうですが、神様や仏様に収めるお金を裸で渡すのは抵抗ありませんか?
なので最初から初穂料はのし袋(金封)に包んで用意するのがおすすめです!
③時期や服装ってどうする?
厄除けや厄払いの時期は立春までに行うのが良いとされています。
そのため元旦から節分(旧暦のお正月)までの時期が適しているでしょう。
ですが厄除けや厄払い自体は1年中受け付けてくれているのでいつでも大丈夫です。
筆者は厄年と分かっていながら厄除けに行かず、その後仕事でトラブル続出が12月まで続いたため、12月に厄払いに行ったことがあります(;;)
さすがに12月に厄払いをする人はいなかったので、安産祈願の妊婦さんの中でご祈祷をしてもらいました・・・。
服装については特に決まりはありません、ですが、神様や仏様を目の前にするわけですからカジュアルな格好は避けたほうが無難です。
男性であればスーツや落ち着いた色と柄のシャツ、ジャケットなど。
女性もやはりスーツや落ち着いた色のワンピースあたりが安心ですね。
またご祈祷の際には靴を脱いで社殿に上がるので、裸足ではなく靴下やストッキングは必須です。
厄除けや厄払いに行こうと思うとこんなにも気にすることがあるんですね。
ご祈祷してもらったけど、縁起のいいものも持っておきたい方には次に紹介するものがおススメです♪
本厄と後厄の年に持つと良いもの3選
ここからは本厄と後厄の年に持つと良いものを紹介します!
- 長財布
- アクセサリー(ネックレスなど)
- マフラー
もともと厄年の人には長いものを贈るのが良いと言われています。
その理由は「長いもの=長寿」にあやかって、元気に過ごせますようにと願いを込めてプレゼントするそうです。
贈り物としてはもちろん、自分で自分の厄払いをするという意味で長いものを身に着けるのもいいとか。
誰かがプレゼントしてくれたものは気持ちも込められてて厄除け効果がすごいありそう!
まとめ
- 本厄と後厄はどっちかがすごく悪いということはない!でも心身のバランスが崩れやすい時期なので注意は必要。
- 厄除けと厄払いの違いは目的と行う場所!本厄でも後厄でも時期はいつでもOK!だけど服装はカジュアルすぎないほうが無難。
- 本厄と後厄の年に持つ良いものは長いもの。贈り物でも自分で用意してもどっちでも大丈夫♪
いかがでしたでしょうか。
本厄・後厄と聞いただけで気分が落ちてしまいそうですが、自分の考えや行動次第では何とかなりそうじゃありませんか?
この厄年という機会に縁起のいいことをたくさんして運気をあげちゃいましょう(^^♪