引っ越しをすると、荷物の運び出しなどで多少なりともご近所に迷惑をかけてしまいます。
そういったことも踏まえて、これまでお世話になった旧居のご近所と、これからお世話になる新居のご近所に挨拶するのが礼儀となります。
挨拶に行くタイミングや時間帯について、失礼のないように気をつけましょう!
また、挨拶に行ったものの不在だった場合の対処法も紹介します!
Contents
引っ越しの挨拶に行くタイミング
では、引っ越しの挨拶はどのタイミングで行くのが良いのでしょうか。
旧居のご近所への挨拶
旧居のご近所へは、荷物運び出しの前日までに挨拶を済ませましょう。
また、伺っても相手が不在の場合もあるので、引っ越しの1週間前くらいから挨拶回りを始めるのがオススメです。
挨拶の際に、今までお世話になったお礼と、引っ越しの予定や、出入りが激しくなったり騒音が出てしまう可能性があることを伝えておきましょう。
新居のご近所への挨拶
新居のご近所へも同様に、荷物の搬入前には挨拶を済ませましょう。
こちらの家族構成なども交えて挨拶することで、どんな人が近所に引っ越してくるのかを伝えておくと、相手も安心でしょう。
荷物の搬入の時間帯や、道を塞いだり騒音が出てしまう可能性があることも伝えておくのを忘れないように気をつけて下さいね。
挨拶にいく範囲は?
挨拶に行く範囲ですが、一軒家の場合は「向こう3軒両隣」が一般的です。
お向かいになる3軒と、隣の左右1軒ずつには忘れず挨拶しましょう。
また、家の建ち方によっては裏側のお家にも挨拶に行くと良いですね!
一軒家の場合、町内会などのお付き合いがあったり、長期的な付き合いになる場合が多いので丁寧な挨拶を心掛けましょう。
また、新築の場合は、工事前に挨拶に行くようになります。
マンションやアパートの場合は、隣の左右1部屋ずつと上下のお部屋に挨拶します。
子どもがいる場合は、「お騒がせすることがあるかもしれない」ということも交えて挨拶しておきましょう。
その他、大家さんや管理人さんが近くにいる場合は、挨拶にいきます。
引っ越し挨拶にオススメの時間帯
挨拶に行く時間帯ですが、午前10時以降で午後5時までの間がオススメです。
挨拶は短く丁寧にを心掛け、決して長話にならないように、ある程度言葉を決めてから行きます。
朝早くや夕方以降は、支度や買い物などで忙しい家庭も多いため避け、家族団らんの時間を邪魔しないように気をつけましょう。
挨拶に行く時のポイント
家族総出で挨拶に行くと、相手をビックリさせてしまったり、困らせる原因になりかねないので夫婦ふたりもしくは、親子ふたりなど少人数で行くようにしましょう。
また、子どもがいる場合は、何かあった時にすぐに気づいてもらえるように、連れて行って顔を覚えてもらっておくと安心です。
挨拶に持っていく品について
挨拶品は、基本的に相手の負担にならないものを持っていきます。
高価なものは避け、お菓子や洗剤・タオルなど、貰っても困らないものを選びます。
また、昔は「そばに引っ越してきました」「蕎麦のように長いお付き合いを」という意味を込めて、お蕎麦を挨拶品に選ぶことも多かったです。
最近では、引っ越し蕎麦は配るものではなく、自分たちが食べるものという認識の人も増えてきましたが、ご近所がご年配の方であれば蕎麦を持っていくのもいいですね!
引越しの挨拶に行ったけど不在だった場合
とくにマンションやアパートの場合は、タイミングが合わずなかなか挨拶ができないことも珍しくありません。
そのうえ、ご近所が女性の一人暮らしであれば、在宅中でも警戒し、居留守を使う場合もあります。
なかなか挨拶ができない場合は、挨拶品をドアノブに掛けたりドアの前に置いておくなどして、簡単な挨拶状を添えておくと良いです。
内容は、名前と引っ越しの日付や時間帯、不在だったため書面での挨拶になったこと、家族構成や子どもの有無など、相手に迷惑をかけるかもしれないことは軽く記しておきましょう。
その後は生活するうえで、すれ違ったときなどに挨拶をすれば大丈夫です。
最近は挨拶しない人が増えている
昔は、今よりもご近所付き合いが親密で、引っ越しの時には挨拶するのが当たり前でしたが、最近では挨拶をしない人も増えています。
とくに一人暮らしの場合は、ほとんどの人が挨拶をしないようです。
理由として、
- 挨拶する習慣がない
- 防犯対策としてどんな人が住んでいるのか知られたくない
- 生活リズムが合わない
などが挙げられます。
時代の変化といえばそれまでですが、何かあった時にご近所に頼ることができると心強いので、簡単な挨拶はしておいても損はないですよ!
まとめ
引っ越しの挨拶とは、今までお世話になったお礼と、これからお世話になる挨拶となり、ご近所付き合いをする上では欠かせないものとなります。
最初の印象で、今後の生活に影響が出る可能性もあるので慎重に行いましょう。
また、ご近所にどんな人が住んでいるのかや、地域の雰囲気を知るチャンスでもあります。
しかし、防犯対策として挨拶しないというのも、ひとつの選択肢です。
状況に応じて判断して、安心して生活できる環境を整えましょうね!