「一人暮らしだけど犬が飼いたい!」という方も多いと思います。
実際、一人暮らしでも犬を飼うことはできますが、飼う前に知っておくべきことや準備するべきことがあります。
今回は、一人暮らしの犬の飼い方やしつけについてお話します。
Contents
犬の飼い方【一人暮らしの場合】
まず、犬を飼う前に確認したい大切なことがあります。
それは「最後まで飼い主としての義務を全うできるのか」ということ。
犬を飼うということは、あなたの生活に大きな変化をもたらします。
自由な時間が減る
今まで、仕事や学校以外は自由な時間として使えましたが、犬を飼うとそうはいきません。
犬はずっと家であなたの帰りを待っていて、その間はもちろん自由に外へ出ていくこともできません。
犬にとってのお友達はあなただけです。
仕事や学校など、どうしても一緒にいられない時間があるのは仕方がないですが、それ以外の時間は、できるだけ犬中心の生活を心がける必要があります。
また、遅くまでの外出も控える必要があり、飲み会などにも時間の制約ができます。
その全てを理解した上で、今の自分に犬のお世話ができるのかしっかり考えましょう。
お金がかかる
犬を飼うために必要なお金は、餌やトイレシートなどの消耗品だけではありません。
狂犬病予防注射やフィラリア予防の注射、病気にかかった時の治療費や保険代、その他にもトリミングなどのたくさんの出費があります。
また、一人暮らしの場合、止む終えない事情で長期的に家を離れる時は、ペットホテルを利用することもあるでしょう。
実際に飼ってみて「こんなはずじゃなかった」とならないように、あなたの経済面の余裕もしっかり判断材料に入れておきましょう。
老後の介護について考える
犬も人間と同じように、歳を取ると介護が必要になります。
トイレや食事、寝たきりになった場合は床ずれを起こさないように配慮が必要となります。
ひとつの生き物の命を最後まで看取る覚悟があるか、最後にもう一度考えてみてくださいね。
犬のしつけはいつから始めるべき?
犬を飼うことについてしっかり考えた上で、お迎えしたら、次に大切なのは「しつけ」です。
最初に行うしつけは、犬と飼い主の共同生活のルールを作っていくためにも大切ですし、無駄吠えなどによるご近所からのクレームを回避する大切な教育でもあります。
ワンちゃんとこれからの時間を目一杯楽しむためにも、最初のしつけはがんばりどころです。
しつけの開始時期
しつけは生後2〜3ヶ月ころから始めるのが良いと言われています。
大体の場合は生後2〜3ヶ月頃にお迎えすることが多いので、犬が新しい家に落ち着いたらすぐ、生活のルールを教えましょう。
しつけておきたい2つのこと
1.犬の生活スペースを決める
例えば、
- キッチンには入ってはいけない
- ベッドには登ってはいけない
など、犬に入ってほしくない場所は徹底して行かせないようにします。
可哀想だからと飼い主が中途半端にしてしまうと、犬が混乱してしまうので、ここは心を鬼にしてきちんと教えてあげましょう。
2.トイレの場所を教える
基本的にはつぎの方法を繰り返すと、だんだんとトイレの場所を覚えてくれます。
- トイレの場所を覚えるまでは、ケージの中で生活
- トイレをしたそうな素振りを見せないか観察
- しきりに床の匂いを嗅ぎだしたら(トイレの合図の場合が多い)、トイレの上へ乗せて待つ
もし失敗してしまっても慌てず、排泄物を素早く処理してあげてください。
そうすると匂いが残らないので、「次も同じ場所に排泄してしまった」といったトイレ間違いを減らすことができます。
また、トイレの間隔を測ったり、記録をとったりすると、飼い主側がワンちゃんのトイレのタイミングを読めるようになるので、観察し続ける必要がなくなり、自分の時間を持てるようになりますよ。
トイレの場所の教え方のに関する参考動画
犬が甘噛みする理由と直し方
子犬が甘噛みをするのは有名ですよね。
甘噛みの理由
甘噛みをする理由は、
- 遊び
- 好奇心から
- 歯の生え変わり
などがあります。
甘噛みは、最初のうちは歯も生え揃っておらず可愛い仕草でもあるので、ついつい許してしまいがちですが、成長するにつれて厄介な問題になります。
最初から「人の手は噛んではいけない」という姿勢を崩さないようにしましょう。
甘噛みの直し方
犬が甘噛みをしてきた時は、
- 「してはいけない」という合図を送る
- 代わりに噛めるおもちゃを渡す
などの対策を行いましょう。
また、むやみに怒鳴りつけても、犬は飼い主が反応してくれることに喜んでしまい逆効果となる場合や、叱られることがトラウマとなる可能性があります。
犬の性格にあった正しい叱り方を知り、犬が叱られた理由をしっかり理解できるようにしましょう。
甘噛みの直し方の参考動画
まとめ
犬と暮らすということは、たくさんの責任がついて回りますが、その分たくさんの幸せも返してくれます。
もともと犬は愛情深い生き物です。
あなたが大切にしてあげれば、それ以上のものを必ず返してくれます。
犬を飼っていけそうかをしっかりと検討した上で、新しい家族としてワンちゃんを温かくお迎えしてあげましょう!