この記事を書いているのは、幼児教育の講師歴15年、2児の母の子育て真っ最中ママです。
実家に帰ったり、公園で先輩ママとお話ししていると、
「まだおっぱい飲んでるの?」
「今何歳?2歳なのにおっぱい飲んでるなんて赤ちゃんみたい」
・・・こんな心ないセリフ言われたり、聞いたりしたことはありませんか?
うちは、上の子が2歳半までおっぱいを飲んでいたので、子どもが小さいころはよくこんなセリフをあちこちから言われていました。
「なんでそんなこと関係のない人に言われなきゃいけないの?」
っていつも思っていましたし、言われたときは怒りと悲しみで心で泣いていました。
そこでこの記事では、2歳を過ぎてもおっぱいを飲んでいた息子の断乳の方法や、大切だと思う卒乳断乳の考え方についてお話したいと思います。
ぜひ「卒乳断乳が寂しくて仕方ない」というママさんの参考になれば幸いです。
卒乳・断乳は寂しくて仕方ない…でもいつまでにするべき?
卒乳・断乳はお母さんと赤ちゃんの気持ちが大切
お母さんたちから卒乳や断乳のタイミングについて相談を受けると、わたしは必ず「卒乳はいつでもいいけど、お母さんが後悔しない時期にね!」とお話します。
だって赤ちゃんって卒乳したらもう2度とおっぱい吸わなくなっちゃうんですよ~。
そう考えたら、「人に言われたから」とか「本で読んだから」といった理由で卒乳するのはどうかなと思うんです。
だから卒乳は、お母さんがおっぱいあげることに満足したタイミングで考えればいいのです。
病院やお医者さんに促されることがなければ、卒乳はお母さんと赤ちゃんの気持ちが一番大切。
まだおっぱいを飲みたい子ども、まだおっぱいをあげたいお母さんが、周囲を気にして無理な卒乳をする必要はありません。
一般的な卒乳のタイミングは1歳~1歳半くらい
本や情報誌には1歳~1歳半くらいまでと書かれていることが多いです。
年齢の基準は、「きちんと食事をとれるようになったら」ということ。
もちろん時期には個人差があります。
今までおっぱいで補っていた栄養を食事だけでとれるようになったら卒乳OKということですね。
2歳半まで卒乳していなかった子どもの断乳体験談【きっかけ・決断の理由】
わたしがおっぱいをやめられなかった
ちなみにわたしは上の子も下の子もどちらもおっぱいが大好きで、上の子は2歳半。
下の子は1歳4か月まで飲んでいました。
もちろん食事も併用です。
上の子は周りからなんだかんだと言われましたが、わたしがおっぱいをやめられなかったんです。
おっぱい飲んでいる姿がかわいすぎて、「もっとこの幸せな時間を過ごしたい」と思っていました。
2歳半の息子の卒乳のきっかけと決断した理由
2歳半までの間、思う存分おっぱいを飲んでいた息子。
卒乳は比較的簡単にできました。
息子の断乳のきっかけは、息子にアレルギーが出てしまったこと。
小児科の先生から、「お母さんが食べたものが影響していることもありますので、断乳しましょうか」と言われて断乳を決意しました。
これを言われたら仕方ないですね。
でもわたしがあきらめつかなくて、ダラダラダラダラ・・・
結局、病院に行かなきゃならない日が決まっていたので、その前日に断乳!
息子の方は食事もしっかりとっていたので、数時間の号泣だけでケロっと断乳ができました。
思い返してみると、「母親の決断次第」なんだろうとも思います。
断乳が寂しい。おすすめの断乳の乗り越え方
わたしは、時期を決めて言い聞かせていく方法が、子どもにとってもお母さんにとっても覚悟ができる断乳方法だと思っています。
あまり期間が長すぎると未練が増してしまうので、1~2週間くらいがいいかな?
断乳までの進め方①/カレンダーで断乳の日に〇をつける
カレンダーに〇を付けて、「この日にはおっぱいとバイバイだよ」と伝え、もうお話がわかる頃なので、理由もお話してあげましょう。
断乳までの進め方②/断乳してもお母さんの愛は変わらないことを伝える
- おっぱいにバイバイをしてもお母さんはあなたのことが大好き
- これからはおっぱいの代わりにハグをいっぱいしようね
と約束してあげてください。
断乳までの進め方③/断乳の日が来たら、絶対におっぱいを飲ませない
最後に、とっても大事なのは断乳の日が来たら、泣いても絶対におっぱいを飲ませないことです。
どうしても泣き止まないからと思わずおっぱいをあげてしまうと、「次も泣いたらおっぱいをもらえる」と子どもは学んでしまい、断乳が大変になってしまいます。
ですから、1度断乳を決めたらお母さんも心を鬼にして、覚悟をもって断乳に臨みましょう。
卒乳ケアはいつまで?卒乳後のおっぱいケア
卒乳・断乳後はおっぱいを温めないように気を付けてくださいね。
湯船につかるのも控えましょう。
卒乳後、胸が痛いときは?
どうしても痛くて辛いときは搾って痛みを治めてください。
痛みが強いときは乳房を濡れタオルで冷やすと楽になりますよ。
また、乳房トラブルが起きやすい方は、母乳外来などでお医者さんに相談してみてくださいね。
断乳はお母さんが寂しい。。おっぱいは親子の幸せの時間
いかがでしたでしょうか?
おっぱい飲んでいるときの子どもの顔って本当に天使ですよね。
おっぱいをグイグイ飲んでいるかと思えば、飲みつかれて寝てしまったり。
かと言えばまた急に起きて思い出したかのようにおっぱいを飲み始めたり(笑)
本当に「おっぱいって不思議な力があるなぁ」と思います。
おっぱいを通じて子どもとの親子関係が築けている気がして、卒乳断乳が寂しくて仕方ないお母さんの気持ちはよくわかります。
卒乳断乳って子どもだけでなく、お母さんにとっても“卒”乳なんですよね。
わたしも寂しくてなかなかやめられませんがでしたが、いざおっぱいを卒業すると、子どもは自立心が育つのかなんだかとっても頼もしく見えてきました。
子どもの成長って本当にいつまでも不思議ですよ(^▽^)
まだまだ長い子育ての1つの卒業です。
ぜひお母さんとお子さんの気持ちを大切にして、良いタイミングで卒乳や断乳を考えてみてくださいね。