・コーヒーは時間が経つと劣化する?
・美味しく保存する方法は?
コーヒー好きの方の中には、自宅でコーヒーをドリップするという方もいますよね?
一般的にコーヒーは挽きたて淹れたてが1番美味しく、時間が経つにつれて劣化すると言われています。
今回は、コーヒーは時間が経つと劣化すると言われる理由を解説します!
コーヒーは時間が経つと劣化すると言われる理由
コーヒーが時間とともに劣化してしまうと言われる1番の原因は酸化です。
1度酸化してしまったコーヒーは、元の新鮮な状態に戻ることはありません。
科学的に酸化とは、電子を失う反応だと定義されています。
例えば時間が経つにつれて釘がボロボロになってしまったり、リンゴの色が茶色く変色してしまうのも酸化が原因です。
コーヒーも同様に、時間が経つにつれて酸化してしまい味や品質が落ちていくわけですが、コーヒーが酸化する要因として、
- 光に当たる
- 熱が加わる
- 空気に触れる
という3つが挙げられます。
コーヒーを酸化させないためには、この3つの要因への対策が必要というわけです!
美味しく保存する方法
コーヒーが時間とともに劣化してしまうと言われる1番の原因が酸化だということはわかりましたね。
そして酸化させないためには、光に当たる、熱が加わる、空気に触れるという3つの要因への対策が必要だということもご理解いただけたかと思います!
ここからはその対策となる、ご家庭での保存方法をご紹介していきます!
コーヒーがホットかアイスかによって保存方法が異なりますので、それぞれに分けて見ていきましょう!
ホットコーヒーの場合
自宅でドリップしたホットコーヒーの保存方法としては、電気ポットで保温しながら保存する方法が最もおすすめです。
この保存方法は、光への対策はバッチリ取れています!
しかし、電気ポットで保存するということは、コーヒーに熱を加え続けるということになってしまいます。
さらに電気ポットの中は真空ではないため、コーヒーを空気に触れさせることにもなってしまいます。
これらのことから、電気ポットで保温しながら保存する方法でも、約30分程度で酸化が進んでしまいます。
では電気ポットでどのように保存すれば酸化が防げるのでしょうか?
- 保存は30分以内に限定する
- そもそも飲む直前に淹れる
これらのことに注意して保存するようにしましょう!
アイスコーヒーの場合
自宅でドリップしたアイスコーヒーの保存方法としては、冷ました後に真空の容器で密閉して、冷蔵庫で保存する方法が最もおすすめです。
この保存方法は、光、熱、空気という3つの酸化してしまう要因への対策がバッチリ取れています!
しかしこの保存方法を活用しても、いつまでも酸化しないというわけではありません。
酸化せずに保存することのできる期間は、1日が限界です。
できるだけ早く飲みきることをおすすめします!
また、保存する前提でアイスコーヒーを淹れるのであれば、水出しコーヒーにするのがおすすめです。
水出しコーヒーは淹れる過程で熱を加えませんので、より酸化が起きにくくなりますよ♪
コーヒー専門店の保存方法
ここまではご家庭でのホットコーヒー、アイスコーヒーそれぞれの保存方法をご紹介してきました。
ご家庭での場合に対してコーヒー専門店ではどのように保存しているのでしょうか?
ご紹介していきます!
大手コーヒーチェーンの場合
大手コーヒーチェーンでは、提供スピードを上げて、お店の回転率を上げる必要があるため、ある程度一気にコーヒーを淹れて保存するという方法がとられています。
しかし、保存するための機械の規模は家庭用よりも大きいですが、基本的に保存方法は家庭用と同じです。
大手コーヒーチェーンで提供されるコーヒーは十分美味しいですよね?
先ほどご紹介した保存方法は、注意点さえ守れば有効な保存方法だということです!
小規模なコーヒー専門店
小規模なコーヒー専門店では、一般的にホットコーヒーの場合には作り置きを一切行いません。
酸化させることなく、最高の1杯を提供しようと努めているからです!
基本的に小規模なコーヒー専門店はお店の回転率をそこまで意識しなくてもいいため、その都度淹れるという提供方法がとられていることが多いようです。
コーヒーを注文してからの待ち時間も、理由を知っていれば苦に感じませんよね♪
小規模なコーヒー専門店でも、アイスコーヒーの場合には、比較的酸化させず保存しやすいため作り置きをすることもあるようです。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、コーヒーは時間が経つと劣化すると言われる理由を解説しました!
コーヒーが時間とともに劣化してしまうと言われる1番の原因は、酸化だということがわかりましたね?
酸化の要因である、光、熱、空気という3つに注意をして、ご紹介した保存方法もぜひ試してみてください!
リラックスタイムのお供に飲むことが多いコーヒーですので、より美味しく飲むことができるといいですよね♪