「少し子どもから目を離した隙に、壁にボールペンで落書きされていた!」
「うっかり手に持っていたボールペンが壁に当たり、インクが付いてしまった!」
なんてことは、誰もが一度は経験するのではないでしょうか?
壁についたボールペンのインクは、もちろん落とすことができます。
ただし、ボールペンが油性なのか水性なのかが大切なポイントで、それぞれ落とし方が違うのはご存知ですか?
今回は壁に付いたボールペンのインクをきれいに落とす方法を紹介します!
壁紙にボールペンがついたらどうやって落とす?
壁についたボールペンのインクを落とすには、まずはじめに、油性なのか水性なのかを調べましょう。
ボールペンに記載されている場合は問題ありませんが、記載がない場合は一度紙に書いてみて、上から水滴を垂らしてみます。
インクが滲む場合は水性で、油性の場合はほとんど滲みません。
壁のボールペンのインクを落とす方法
付いたばかりのインクや汚れが軽い場合は、凹凸のない壁の場合、メラミンスポンジで擦ってみましょう。
強く擦ると壁紙にダメージが入るので、優しく擦るのがポイントです。
それでも落ちない場合は、水性・油性それぞれの方法を試します。
水性インクを落とす
水性のインクを落とす場合、最初に試す方法としては、濡れタオルで拭いてみると良いです。
落ちなければ、濡れタオルに洗濯洗剤や食器用洗剤を数滴垂らして試してみましょう。
それでも落ちない場合は、綿棒などにガラスクリーナーを付けて擦ってみます。
何度か繰り返すことで、徐々に汚れを落とすことができますよ!
最後に水拭きして終了です。
油性インクを落とす
油性の場合は、クレンジングオイルを使ってみましょう。
綿棒にクレンジングオイルを付け、汚れの部分を優しく叩き汚れを浮かせます。
その後、キッチンペーパーに浮いた汚れを移す作業を何度か繰り返すことで、汚れを取ることができます。
これで取れない場合に、とっておきのアイテムとして「ガンヂーインキ消ボールペン用」という商品があります。
本来は紙に書いたインクを消すためのものですが、壁紙などにも使えます。
ガンヂーインキ消の白い液を綿棒に付け汚れに塗ったら、次に青い液を塗りましょう。
数回繰り返すとインクを落とすことができます。
壁紙のボールペン汚れはキッチンハイターで落ちる?
キッチンハイターなどの漂白剤でも、壁についたボールペンのインク汚れを落とすことができます。
綿棒にキッチンハイターを付けて、汚れに沿って塗ったら30分ほど放置して拭き取りましょう。
何度か繰り返せば、ほとんど目立たなくなります。
しかしこの方法には注意点があります。
まず、壁紙が白でない場合は壁紙の色ごと抜いてしまう場合があり、白の場合も色ムラを起こすことがあります。
最初に目立たないところで、問題ないか試してみてから行うようにしましょう。
また、汚れに塗る時に強く擦りすぎると汚れが広がることがあるので、優しく塗るよう注意が必要です。
キッチンハイターなどを使用する時は、漂白剤の臭いがでるので換気を忘れないようにしてくださいね。
壁紙のボールペン汚れは漂白剤ならなんでもいい?
キッチンハイターなどの漂白剤で、ボールペンのインクが落ちるのは分かりましたが、漂白剤であればなんでも良いのでしょうか?
漂白剤は、塩素系や酸素系などがありますが、ボールペンのインクを落とすのに有効なのは塩素系の漂白剤です。
酸素系の液体漂白剤は塩素系の漂白剤よりも漂白力が低く、酸素系の漂白剤ではボールペンのインク汚れに付けてもあまり効果は得られませんでした。
ボールペンのインク汚れを落とす時に漂白剤を使う場合は、漂白剤の種類を確認してから使用しましょう。
まとめ
ボールペンのインクは、油性か水性かによって落とし方が違いますが、どちらも落とすことはできます。
落とす前には、一旦目立たないところで壁紙に異常が出ないか確かめるのを忘れないでくださいね。
また、壁を強く擦らないように優しく落としましょう。
1度ではきれいに取れなくても、繰り返すことで徐々に薄くなっていきます。
諦めずに根気強く挑戦してみることで、もとのきれいな状態に戻すことができますよ!