現在授乳の方、白班（はくはん）で悩んではいませんか？
授乳中に何か痛いな、と思ったら、乳頭に白いできものはあったりしませんか？
それが白班です。
今回はこの白斑について、取れる瞬間や対処法についてお話ししたいと思います。
白班って？
授乳にはおっぱいトラブルがつきものですが、この白班もそのひとつ。
乳頭に白っぽいできものができてしまう,
乳口炎にみられる症状です。
その正体は母乳のカスや、みずぶくれ。
母乳の出口である乳口が詰まる・炎症を起こしたりしているサインです。
放っておくと乳腺炎につながってしまい、発熱や痛みに悩まされることに…。
悪化させないために、なるべく早く対処しましょう。
白班があると授乳中痛いですよね…。
精神的にも辛くなると思います。
ちなみに白斑は赤ちゃんには影響ありません。
そこは安心してくださいね。
白班が取れる瞬間は？
すぐにでも取れてほしい白班ですが、大体は、
授乳中
搾乳中
マッサージ中
に突然取れます。
取れる時には痛みもありません。
白班が取れる＝母乳の通り道が開通したということ。
詰まっていたところから母乳が噴き出すこともありますよ。
なかなかスッキリする光景です。（笑）
わかりにくければ、少し手で絞ってみると白班部分から母乳が滲み出てきます。
そうなれば開通完了！
痛みも引いてくると思います。
白班の対処法
デリケートな部分の問題ですので、適当に処理するわけにもいきませんよね。
まず、乳口が元通りになるまではどうしても母乳が溜まりやすくなります。
張っている部分を保冷剤などで冷やしたり、授乳時に張っている部分を手のひらでゆっくり圧迫して出やすくしたりして、乳腺炎予防をしましょう。
白班の原因は、
疲れ、ストレス
脂っこい食生活
授乳のしかた
によって引き起こされると言われています。
疲れ、ストレス
頑張りすぎるとそりゃ溜まりますよね、疲れとストレス。
体や心的ストレスは、母乳への影響が想像以上に大きいです。
白班は頑張った証拠でもありますが、できればしっかりと隙を見て体を休めましょう。
赤ちゃんが寝ている間は、一緒に寝てしまいましょう。
また体を冷やさないよう温かいものを食べたり飲んだり、お風呂に入ったり、ママの休息の時間を忘れないようにしてください。
脂っこい食生活
ママの食事の質＝母乳の質と言っても過言ではありません。
脂っこいものや甘いものはどうしても脂質・糖質が多いので食べ過ぎには注意しましょう。
乳製品を食べすぎるのも、脂質が高いので白斑の原因に。
我慢しすぎない程度になるべく控えるようにしましょう。
特に乳腺が細い人は要注意です。
母乳の質を良くするハーブティーなんかもありますよ。
授乳のしかた
乳首の皮膚に負担のかかる授乳や、溜まりすぎた母乳が、白班につながると言われています。
長時間の授乳や、限度を超えた頻回授乳、乳首や乳輪が固いままの人乳、毎回同じ体勢の授乳、空きすぎる授乳間隔、遊び飲みなどなど…。
赤ちゃん次第なところもあり、疲れもあいまって、正しい授乳ってなかなか難しいですよね。
しかし、白班を治す1番の方法も授乳。
少し方法を変えて、頑張って赤ちゃんに治してもらいましょう。
すぐに試せるのは授乳時の抱き方を変えること。
フットボール抱きや縦抱きなど、様々な角度で与えるようにしてみましょう。
そして赤ちゃんにはしっかり深く咥えてもらってください。
添い乳をやめると治る場合もあるそうです。
赤ちゃんが上手に吸えず、おっぱいが溜まってしまう場合には、授乳回数を増やすか搾乳をしておきましょう。
白班の注意点
一刻も早くなんとかしようと自分で針で潰す方もいらっしゃいますが、乳管を傷つけて塞がってしまったり、細菌が入ってしまうとさらに酷いことになりかねないのでお勧めしません。
我慢したり、無理に自分で何とかしようとしたりすると、かえって悪化してしまうこともあります。
「おっぱいが張って痛い」「白斑がなかなかなおらない」
そんなときは迷わず受診したり、助産師さんにマッサージをお願いしましょう。
また白斑ができたまま授乳していると、時に出血することも。
これは白斑ができているところの皮膚が弱くなっていたり、逆に硬くなっていたりするから。
不安定な部分に力が加わることで出血します。
特に異常なことではないので、あまり心配しなくても大丈夫！
少しびっくりしてしまいますが、授乳は続けて大丈夫です。
母乳はもともとは血液。
血液は、赤ちゃんの胃の中で消化され、うんちになって出ていきます。
まとめ
いかがでしたか?
ここでは白斑の取れる瞬間についてと、その対処法についてまとめました。
どうしても母乳育児におっぱいトラブルはつきもの。
異常を感じたら、悪化する前に無理せず母乳外来などを受診してくださいね。
それではこの記事をまとめます。
・授乳や搾乳で乳口が通ったら、白斑は自然にとれる
・白斑ができたら生活習慣と授乳方法を見直しましょう
・自力で無理やりの解決はお勧めしません
皆さんが早くトラブルとおさらばして、幸せな授乳生活になりますように!